episode.299 ページ27
ポンポン
《ユウくん、どうしたの？》
ユ「…………ハッ！………あれ？僕……？」
「？」
ジ「……引き受けてくれるのか、嬉しいよユウ。そうと決まればぜひ3人とも賓客としてスカラビアに留まって欲しい」
パンパン！！
バタバタバタバタ！！
寮生「お呼びでしょうか副寮長」
ジ「お前たち、客人を部屋へ案内しろ」
寮生たち「は！」
ジ「彼女は1人部屋だぞ」
寮生「わかりました、ではこちらへ」
「？？」
言葉がユウの肩を叩き、話しかけるとユウは驚いたように目を丸くして不思議そうな顔をする。
その隙にジャミルが手を叩くとどこからか寮生達が現れ、ユウとグリム、言葉をそれぞれ違う部屋に案内するのだった。
戸惑う彼女達をジャミルが見ていたとも知らず………
ボソ
ジ「これで……準備は整った……」
ースカラビア寮 空き部屋ー
寮生「では、こちらの部屋を自由にお使いください。何かあれば近くの部屋の者に伝えてくださいね」
……コクリ
寮生「それでは失礼します」
バタン！！
ガチャ！
(………鍵まで閉められちゃった………)
あの後、寮生の案内により寮内にある空き部屋に通された言葉。
ニコニコしながら説明する寮生の言葉に相槌をうち、彼が去っていくのを見た後部屋を見渡すとオンボロ寮の自室と同じくらいの広さだが家具がベッドとタンス、小さなテーブルしかない至ってシンプルな部屋だった。
誰も使用されていない部屋のようだか、埃やゴミがないあたりジャミルの指示を受けた寮生が掃除をしてくれたのだろう。
(まるで……最初から私達を泊めようとしてたみたい……)
ジャミルを疑うつもりがないが、一連の流れからやはり違和感が拭えずそう思ってしまう言葉。
とりあえず休もうと、ベッドに座りしばらくボーとしていると………
PPPP！
「！？」
懐にしまっていたスマホが突然、鳴り響き驚いて手に取ると画面にはユウの名前が表示されていた。
(ユウくん…？)
P！
「…………は、い」
グ『コトハーー！！今すぐ助けに来てくれぇええ！！！』
ユ『ちょ！グリム声が大きいって！！』
「！？？」
耳いっぱいに響くグリムの声にさらに目を丸くして驚く言葉。
目をパチパチさせていると、スマホの向こう側でグリムとユウの言い争いが聞こえてきたがしばらくしてユウの声が耳に入ってくる。
ユ『ごめんコトハちゃん……実は大変な事になって……』
「…………」
ユ『コトハちゃん？』
ブチッ！
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るーるる(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！誤字脱字が多い作品ですが面白いと言っていただけて嬉しいです(*´ー｀*)これからもよろしくお願いします！！ (2022年6月4日 19時) (
レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年6月4日 18時) (レス) @page14 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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