episode.145 ページ8
スッ……
「！」
彼女の背後をとある人物が通り、それを見つけた言葉はユウ達を横目で見た後何も声をかけずにある人物の後をついていく。
その人物とは
(ラギー先輩……どこに行くんだろう)
向かってくる人々の合間を通り過ぎ、人が少なくなっていく方へ向かってるラギーを見つけ気づかれないよう後をつけていく。
彼の表情は何かを決意したようなものがあり、言葉は嫌な予感がして目が離せなかった。
そんな時、目の前で何かが浮かんでいった。
スゥ………
「？」
？「あー！僕の風船！！」
ゆっくり飛んでいくのは黄色の風船。
ふわふわと飛んでは気づけば大人すら届かない所までいっていた。
風船の持ち主らしい幼い声を聞き、言葉は１度立ち止まると
バッ！
？「！」
パシッ
勢いよくその場で跳び、風船についていたヒモを掴んでそのまま地面を華麗に降りる。
一瞬の出来事だが、その鮮やかな跳躍にその幼い声の主は瞬きせず彼女を見ていた。
「……………………」
スッ
？「……風船………」
「……………………」
ニコー
？「！……ありがとうお姉さん！」
風船を掴んだ言葉はその幼い声の主、猫のような耳を持つ可愛らしい少年に近づき風船を差し出した。
最初、風船を差し出された少年は何が起こったのかわからず呆然としていたが言葉が微笑むと同じように太陽のような眩しい笑顔でお礼を言う。
コクリ
タッタッタ！
？「あ………行っちゃった……」
男「ああ！こちらにおられましたか！探しましたぞ！！」
言葉は風船を渡したのを確認すると頭をさげてその場から去っていく。
少年はその後ろ姿を見つめ残念そうに呟くと1人の男性が慌てて近づいてきた。
？「どうしたのじいや？」
男「どうしたのじゃありません！お1人で先に行かれてじいやは冷や汗をかきましたぞ！ささ、会場はこちらです！」
？「あのお姉さん、また会えるかなぁ……」
男「どうしました、チェカ様」
チェ「ううん、なんでもないよ」
チェカと呼ばれた少年は小さく呟いた後、男性の方を向いて微笑み彼の後を着いていくのだった。
(ちょっと目を離した隙にラギー先輩いなくなっちゃった……どこ行ったんだろ……)
ほとんど人通りのない場所に出てきた言葉は辺りを警戒しながらラギーを探すがどこにも姿がなく途方にくれる。
(………みんなに黙って来ちゃったから１度みんなの所に戻って………)
レ「1人で敵陣に来るなんて度胸は大したもんだな」
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るーるる(プロフ) - ppさん» pp様初めまして！コメントありがとうございます＼(^o^)／ヒロアカは面白いですよ！あまりヒロアカキャラが出てきませんがヒロアカに興味をもってもらえて嬉しいです(^o^) (2021年10月18日 22時) (
レス) id: b0a0d71504 (このIDを非表示/違反報告)
pp - 初めまして。この作品でヒロアカのこと知りました(時代遅れすぎる)。めっっっっっっっっっっっっちゃさいこうです！ 続きも頑張ってください！ (2021年10月18日 18時) (レス) @page48 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - るーるるさん» 知ってるアニメは何ですか？怪談レストランは知ってます？後、一緒に合作しませんか？ (2021年9月28日 22時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - 星猫さん» 初めまして！コメント、高評価ありがとうございます！！これからも応援よろしくお願いします(*^^*) (2021年9月28日 22時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月28日 22時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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