episode.168 ページ33
もう少しでマジフト大会が開けない状態までいったがサバナクロー寮も全員含めて無事(?)に大会が開けた事に安堵したのだ。
(来年……その時は私、元の世界にいるのかな……でもいつまでこの世界にいれるかわからないけど、ここの生徒として、ヒーローとして頑張って行こう)
未来の事はわからないが、今を大切にと心に言い聞かせて言葉は談話室を出ようとした。
すると
パァアア………
「!」
突然、謎の光が辺り全体を照らして言葉は立ち止まる。
そして振り返るとさっきまで言葉がいた窓が談話室を照らしていた。
言葉は驚きながらも恐る恐る窓際に近づくと………
ヒョコ!
「!?」
窓の向こう側は真っ暗な空間で言葉が顔を覗き込むと真っ暗な影が現れた。
影は歪な形をしておりグニャグニャと動くと次第にその影は景色に溶け込み姿を消した。
しばらくすると光も消えて気づけば、窓から見える景色はいつもの姿に戻り辺りは静けさを取り戻す。
「いま……のは………」
言葉が呟くも返事は返ってくる事はなく、ただただ立ち尽くすのだった。
翌日の朝、言葉はメインストリートに来ていた。
クロウリーに言われたわけではないが、自分からグレード・セブンの石像を掃除しようと毎日の日課にしているのだ。
海の魔女の石像の前に来ると用意していたバケツに雑巾を浸していると……
デュ「コトハ、おはよう」
「!」
《デュースくん、おはよう》
いきなり挨拶をされて振り返れば、そこには体操着を着ているデュースがいた。
《こんな朝早くからどうしたの?》
デュ「体力作りのために毎朝トレーニングしているんだ、今日は距離を伸ばそうと思ってここまで来たらコトハがいたから……」
《私も毎日グレード・セブンの石像を掃除しに来てるの、ナイトレイブンカレッジには色々お世話になっているからこれくらいさせてもらおうって思って》
デュ「そっか……」
デュースはそう言うと、今、言葉が掃除しようとした海の魔女の石像を一緒に見つめる。
デュ「…………なあ、コトハ」
「?」
デュ「前、ハーツラビュル寮の談話室で犯人を探そうって話をした時たまたま聞いたんだが………とどろき、くんって誰だ?」
「!」
突然デュースから発せられた名前に言葉は驚いたがそう言えば口に出してきたかもしれないと思い出して彼に説明する。
《元の世界で同じ学校に通ってた同級生なの》
デュ「同級生………」
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るーるる(プロフ) - ppさん» pp様初めまして!コメントありがとうございます\(^o^)/ヒロアカは面白いですよ!あまりヒロアカキャラが出てきませんがヒロアカに興味をもってもらえて嬉しいです(^o^) (2021年10月18日 22時) (レス) id: b0a0d71504 (このIDを非表示/違反報告)
pp - 初めまして。この作品でヒロアカのこと知りました(時代遅れすぎる)。めっっっっっっっっっっっっちゃさいこうです! 続きも頑張ってください! (2021年10月18日 18時) (レス) @page48 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - るーるるさん» 知ってるアニメは何ですか?怪談レストランは知ってます?後、一緒に合作しませんか? (2021年9月28日 22時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - 星猫さん» 初めまして!コメント、高評価ありがとうございます!!これからも応援よろしくお願いします(*^^*) (2021年9月28日 22時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして!とっても素敵ですね!高評価しました! (2021年9月28日 22時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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