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第43話 ページ7

グラッ!

ラ「!?」

シオンがユニーク魔法を発動させると、体を後ろにそらす。
すると、 ランスも同じように体が傾き後ろに下がった。

だが、思わず体が傾いたのでビンを離してしまう。

ラ「しまっ」

ダッ!!

「!!」

ラ「!?」

ビンが宙を浮き、そのまま落下してしまいランスが手を伸ばす。
すると、いつの間にか駆け出していたシオンがビンを腕に抱える。

そして体はそのまま崖へ。

ラ「なにしてるんだ!?」

「!?(おちちゃ………)」

トーン トーン

ラ(……は?)

すると、いつの間にかトレーニー姿になっているマッシュはその場で飛び跳ね、地面に手をつく。

マ「ハムストリングス魔法……」

ラ(ハムストリングス魔法だと……!?聞いたことないぞそんなの!?しかもあれは………)

マ「ビックバンダッシュ」

ビキビキビキ

ラ(クラウチングスタートだと!?)

マ「負ける選択肢も助けられない選択肢も僕にはない」

ドッ!!

ラ「なっ!?」

トッ!

マッシュはそう言うと勢いよく足を蹴り、崖に向かって全力疾走する。
ランスは驚愕し慌てて崖下をみるといつの間にか背後にシオンを横抱きにしているマッシュがいた。

マ「シオンちゃん大丈夫?」

「う、うん……」

ラ(な……?まさか今の一瞬でガケを降りてあの女を助けてきたのか?信じられない、身体強化魔法なのか……!?まずい、なにを弱気に………オレは妹のために………)

マ「やめにしよう」

ラ「!」

マ「なんか君、そんな悪い奴じゃないだろ。やめにしよう、もうこの戦いは。シオンちゃんも無事だったし」

ラ「は?」

「うん……そ……だね……あれ?」

マッシュに問われ、シオンは頷き自身の持つビンをみるとある事に気づいた。

人質になっている3人がビンの中にいないのだ。

それに気づいたシオンの顔が徐々に青白くなっていく。

「あ……み、みんないない……ど、しよ……私、落としちゃった……?」

マ「落ち着いてシオンちゃん」

「マッシュくん、でも……!」

マ「大丈夫、大丈夫。それダミーだよ」

「ダミー……?」

ザッ!

ラ「!」

バシュッ!!

慌てるシオンを宥めながら彼女をその場に降ろすとマッシュは、固まっているランスに一瞬で近づき彼の懐を探ると3人が入っているビンを抜き取った。

マ「ハイ終わり」

3人「「「ワァアアア!!キャアアア!!」」」

「あ……よかった………ふぅ……」

ラ「な……なんでだ!!」

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作品ジャンル:アニメ
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ユノン - 続きを楽しみにしてます (1月28日 21時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(プロフ) - 続編!? (1月15日 0時) (レス) @page1 id: e06815e087 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続編おめでとうございます! (1月14日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るーるる | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年1月6日 10時

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