星195 ページ9
すると
バタバタ！
グ「やっと本性表したんだゾ！よくもオレ様たちを騙してくれたな！」
ユ「ジャミル先輩が黒幕だったなんて………」
ジ「なっ………お前たち、どこから聞いて……！？」
ジェ「最初からすべて、ですよ。談話室を出てからのおふたりの会話は……ずっとアズールのスマートフォンから全世界にライブ配信されていたんです」
ジ「………は？」
ジェ「現在アズールのマジカメアカウントのライブ配信の視聴中のユーザーは5000人越え。『某有名魔法士養成学校の闇実況』として話題騒然です。副寮長の晴れ舞台。もちろん寮生のみなさんも談話室に集まって視聴中です」
自身のスマホを取り出してそう言うジェイドにジャミルは引きつった顔をするも、何とか表情を作る。
すると、グリム達と共に現れた寮生達が次々に声を上げた。
男「ジャミル副寮長、今の話は本当なんですか？」
男「今までずっと、寮長や僕たちを騙していたと……！？」
グ「いい人ぶっておいて、ひでぇヤツ！とんだ嘘つき野郎なんだゾ！」
「…………………………」
ジ「そ、それは……、違う、俺は……っ」
ジェ「もう言い逃れ出来ませんよ。アズールに使った洗脳魔法が動かぬ証拠。ジャミルさん……貴方こそユニーク魔法でカリムさんを操りスカラビアを混乱に招き入れた黒幕だ！」
ジ「……ッ！」
「……………………」
まるで探偵のようにジャミルに指をさしながらそう宣言するジェイド。
ステラはパタパタ羽を動かしながら彼らを見つめていた。
すると
ジ「事を荒立てるつもりはなかったが……こうなれば仕方ない。アズール！命令だ！コイツら全員捻じ伏せて、拘束しろ」
ア「……はい、ご主人様」
「！」
ジェ「くっ……、アズール！いけません。正気に戻りなさい」
ジ「呼びかけなど無駄だ！」
ア「はい。僕は、ジャミル様の忠実な
「ぴちゅ！(アズール！洗脳されてなかったんだ…！)」
ジャミルに命令を受けたはずのアズールの瞳は先程まで虚ろだったのに、今はいつもの瞳に戻っていた。
これにはステラも驚く。
ジ「…なにっ！？」
ア「ジャミルさん、さきほどのお言葉そのままあなたにお返ししますよ。僕を“傲慢な魔法士”と思って油断していましたね。熟慮の精神をモットーとするスカラビアの副寮長ともあろう者が、ザマァない」
ジ「どういうことだっ？確実に目を見て、洗脳したはず…！」
「ぴちゅぴちゅ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みょみょ(プロフ) - やっべー..続き気になりすぎてやばいです！これからも頑張ってくださいいい！ (9月4日 23時) (
レス) @page8 id: e964d8a7a2 (このIDを非表示/違反報告)
そんな事よりポメラニアンって煮詰める派?焼く派?ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白くて最高な作品です！！！これからも頑張ってください！！続き楽しみにしてます（＾ω＾） (8月30日 22時) (レス) @page7 id: 3731ee6677 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
