星191 ページ5
それ以上の事は聞かず、再びカリムの手元に視線を移した。
ジ(まさか……な…………)
カ「出来た！なんだ、オレもスープくらい作れるじゃないか。あっはっは！」
ジ「本当に鍋をかき混ぜてただけだけどな……ハァ」
「ぴちゅぴちゅ！」
ぴょんぴょん♪
カ「お？ハナコも一緒に喜んでくれてるのか？ありがとな！」
ナデナデ
とにかく昼食が完成し、皆は昼食に手を伸ばしてたくさんある食料を減らしていく。
そんな彼らをステラはじっと見つめていた。
(……………次は何が起こるんだろう)
ナデナデ
「！」
ジ「どうした？食べないのか？」
先程、カリムに撫でられたからか油断していたステラだったが再び頭に手を乗せられゆっくり優しく撫でられたので顔をあげると心配そうな顔をするジャミルと目が合った。
彼のその自分に向ける優しい眼差しが見ていていて不安になる。
(…………ジャミルは一体…………)
ジ「？」
「…………ぴちゅ」
じゅー………
ジ「美味しいか？」
コクリ………
ジ「そうか、良かったな」
ステラはその眼差しに複雑な心境を抱えるも、彼を無視するたびに締め付けられる胸の痛みに悩みながら一声鳴いて用意された小皿に入ったスープをすする。
そんな彼女を見て、安堵したのか優しい顔でジャミルは微笑むのだった。
(ジャミル………)
ー談話室ー
再び談話室に戻ってきた一同は特に何をするわけもなく、思い思いにすごしていた。
ア「十分な食休みを取り、軽く散歩などをすると脳が活性化し、午後の勉強の効率がアップします」
カ「アズールは本当になんでも知ってるんだな。すごいぜ。オレ、よくわからないままがむしゃらに頑張ろうとして……寮生たちに無理させちまってたのかもな。同じ2年生寮長だってのに、オレは未熟者だ」
ア「間違いは誰にでもあります。バケーションはまだ半分を過ぎたばかり。これから取り戻していけばいいじゃありませんか」
「ぴちゅ」
ア「ほら、ハナコさんも気にするなと言ってますよ(多分)」
カ「そっか！アズールもハナコもありがとな！！」
今までの合宿で同じ2年生の寮長でありながら、己の未熟さを理解したカリムがそう言うとアズールはニコニコした表情で彼の背中に手を添えながら言った。
ステラはカリムを元気づけるように彼の足元に近づき軽く足を叩いて鳴くとアズールのフォローもあって彼を元気にする事に成功した。
すると寮生達が
寮生「こんな有意義な合宿なら」
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みょみょ(プロフ) - やっべー..続き気になりすぎてやばいです！これからも頑張ってくださいいい！ (9月4日 23時) (
レス) @page8 id: e964d8a7a2 (このIDを非表示/違反報告)
そんな事よりポメラニアンって煮詰める派?焼く派?ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白くて最高な作品です！！！これからも頑張ってください！！続き楽しみにしてます（＾ω＾） (8月30日 22時) (レス) @page7 id: 3731ee6677 (このIDを非表示/違反報告)
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