星224 ページ40
デュ「届いたと思ったら、メッセも通話も通じなくなって……」
グ「あ、そういえばコイツらにも連絡しとけって言ったっけ。役に立たないとは思ってたけど、本当に全部解決してから来たんだゾ」
エ「はぁ〜！？こっちはなー、扉が開いてないから魔法でワープできなくて、公共の交通機関乗り継いで学園まで戻ってきたんだかんな！」
デュ「よくわからないが……この楽しげな様子を見る限り、危機的状況ってわけじゃなさそうだ……ん？ユウ、その持っているカゴはなんだ？」
疲れた様子のエースの隣で辺りを見渡すデュースが再びユウに視線を向けた時、彼が手に持っているカゴを見て質問する。
そして、デュースの言葉を聞きエースも興味本位でユウの持つかごを覗き込んできた。
「すぴーすぴー」
エ「うわ、なんだコイツ？コウモリ？」
デュ「可愛いな……どうしたんだこのコウモリ、ユウが見つけたのか？」
ユ「あ、う、うん。そうなんだ………スカラビア寮で保護したらしくって……」
エ「へえ」
グ「コイツの名前はステラって言って今はコウモリの赤ん坊だけど、本当はきゅうけつ……むぐぐ！！？」
ユ「しっ！余計な事言わない！！」
デュ「え？急にグリムの口を塞いで何やっているんだ？」
ユ「い、いや別になんでもないよ、アハハ………」
ジャミルにステラの事は極力秘密にしろと言われていたユウは、さらっとバラしそうになったグリムの口を慌てて塞ぐ。
当然、目の前でそんな事をされれば気になってしまうのは人の性。
エースもデュースも首を傾げる。
すると
カ「なんだ？ユウたちの友達か？」
ユ「そうです、ハーツラビュルの……」
フ「あ、カニちゃんじゃん。遊びに来たの？」
デュ「カニ……？」
エ「あー、フロイド先輩は同じバスケ部で……スカラビアのジャミル先輩も同じ部活なんだけど」
カ「おお！そうかそうか、ジャミルの友達ならオレの友達だな！」
ジ「おい。何度も言うが俺はお前と友達になったつもりは……はぁ。聞いてないな」
エースとデュースが加わった事により、カリムはさらにはしゃぎだしジャミルは深いため息をつく。
そして、カリムから離れてユウの近くまで来ると彼の持つかごに手を触れる。
ジ「ユウ、ステラを見ていてくれてありがとう。後は俺が見るから君は食べてきてくれ」
ユ「あ、いやそんな………」
ユウが言い終わる前にジャミルはかごを受け取ると木陰の方へ移動していく。
それをユウは呆然と眺めていた。
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みょみょ(プロフ) - やっべー..続き気になりすぎてやばいです！これからも頑張ってくださいいい！ (9月4日 23時) (
レス) @page8 id: e964d8a7a2 (このIDを非表示/違反報告)
そんな事よりポメラニアンって煮詰める派?焼く派?ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白くて最高な作品です！！！これからも頑張ってください！！続き楽しみにしてます（＾ω＾） (8月30日 22時) (レス) @page7 id: 3731ee6677 (このIDを非表示/違反報告)
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