星223 ページ39
ジ「というか食いついてくるな」
ユ(ああ……2人のピリピリが上がっていく……)
一触即発の空気にユウが引きつった顔をしていると、カリムの声が響いてきた。
カ「よし、オアシスが見えてきたぞ」
グ「ふな〜。早くご馳走食べたいんだゾ〜」
カ「うんうん。最高のホリデーパーティにしなきゃな。パーッとやろ！それっ！オアシスまで競走だ！」
タッタッタ！！
ジ「まったく…元気な奴らだ」
「すぴーすぴー」
ジ「……………本当、昨日までの出来事が嘘のようだ」
走っていくグリムとカリム、そして眠っているステラを見てジャミルはため息をつくのだった。
しばらくしてオアシスにつくと、全員料理などの準備を完了させカリムが中央に立つと大きく口を開く。
カ「さあ、宴の準備は整った。みんな好きなだけ食って、歌って、踊って、今年の嫌なこと全部忘れちまおう！」
〜♪
カ「ほら、ジャミルもこっちで踊ろうぜ！」
ジ「お、俺はいいから……！」
カリムにグイグイ引っ張られ、戸惑うジャミルだったが曲が鳴ってしまうと自然と体を動かしてしまう。
ジェ「おふたりともお上手ですね。アズールも踊りを教えていただいては？」
ア「やめてください。人魚にはハードルが高すぎます」
フ「オレも踊る〜！」
あはは！
わいわい！ がやがや！！
すぴー……すぴー………
昨日までのギスギスした空気が嘘のように皆がオアシスで、美味しい料理を食べ、歌って踊って盛り上がる中相変わらずステラは日陰でぐっすり眠っているとどこからか声が聞こえてきた。
？「…………〜ぃ！ぉ〜ぃ……」
グ「ン？砂漠の向こうから、誰か走ってくるんだゾ」
ユ「あ、本当だ。どこかで聞いたような…………」
？「お〜い、ユウ〜！グリム〜！」
？「お前たち、無事か！？」
ユ「エースとデュース！？え！なんで！！？」
エ「はあ、はあ……なにここ、めっちゃ熱い。真夏かよ！」
こちらに向かって走ってきた２つの人影。
1人は明るいオレンジ色の髪をはねさせた、顔にハートのスートを描いている男子エース・トラッポラ。
もう1人は青い髪色で髪にはスペードのスートを描いている男子デュース・スペード。
2人ともナイトレイブンカレッジの生徒でユウとグリムのクラスメイトである。
ユ「2人ともどうしたの？ホリデーだから家なんじゃ…」
エ「どうしたの、じゃねーっつの。お前らこそどうしちゃったわけ？」
デュ「『スカラビアに監 禁されてる！』なんてメッセージが」
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みょみょ(プロフ) - やっべー..続き気になりすぎてやばいです！これからも頑張ってくださいいい！ (9月4日 23時) (
レス) @page8 id: e964d8a7a2 (このIDを非表示/違反報告)
そんな事よりポメラニアンって煮詰める派?焼く派?ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白くて最高な作品です！！！これからも頑張ってください！！続き楽しみにしてます（＾ω＾） (8月30日 22時) (レス) @page7 id: 3731ee6677 (このIDを非表示/違反報告)
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