星219 ページ35
「いっぱい我慢したんだもん！！でも……寂しかったの！ジャミルに会えなくて寂しかったからコウモリに化けてちょっとだけジャミルの顔見たら帰るつもりだったの！！」
ジ「ステラ…………」
「でも……ここに来たらみんな大騒ぎしてて……ジャミルがカリムのこと嫌いって言ってオーバーブロットしたりして……し、死んじゃうかもって思ったら…………ひくっ……うっ……ジャミルぅう……ジャミルのばかぁあ……うわあああん！！」
ジ「……………………(泣いている………こんな俺のために……)」
子供のように泣きじゃくるステラを見て、ジャミルは唖然と立ち尽くした。
そしてゆっくりと彼女に近づき、涙を流す頬を優しく撫でる。
「ひっく………ぐす…………じゃ…みる？」
ジ「ごめん…………ごめん、ステラ…………」
ギュウウ！
「！」
ジャミルは俯きながらステラに謝罪をすると、彼女の体を力強く抱きしめる。
突然のジャミルの行動にステラは目を丸くし空いた手をどうしようかと彷徨わせているとジャミルが口を開いた。
ジ「こんなカッコ悪い姿………ステラには見せたくなかった………」
「え………？」
ジ「あんな無様で……情けない姿………カリムが嫌いだって知って幻滅しただろ………」
「………………………………」
ジ「昔からアイツの存在がオレには疎ましかった………だから少しずつ少しずつ計画してこのホリデーの間に横暴になったカリムに寮生達が反乱を起こしてアイツを寮から追い出すつもりだったんだ…………ステラに来ないでくれっていったのはオレのやっている事を知って幻滅されるのが嫌だったから………ステラはカリムと仲が良いし、ステラがオレの前からいなくなるんじゃないかと思ったら………こんな事になってしまった………」
「ジャミル…………」
ジ「頼むから………オレの前から消えないでくれ………」
小さくもハッキリと言ったその言葉は嘘偽りのない本心。
よく見れば彼は小さく震えており、ステラはしばらく考えた後抱きしめられている状態から何とか腕を出して彼を抱きしめ返す。
ギュウウ…
ジ「ステラ…？」
「確かに、ジャミルがカリムの事を嫌いだったりカリムを追い出そうとした事には凄く驚いたよ…………ステラ、カリムの事は友達で大好きだから………でもね、だからってジャミルの前から消えたりしないよ」
ジ「！」
「だって、ステラはジャミルの事だって大好きだから」
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みょみょ(プロフ) - やっべー..続き気になりすぎてやばいです！これからも頑張ってくださいいい！ (9月4日 23時) (
レス) @page8 id: e964d8a7a2 (このIDを非表示/違反報告)
そんな事よりポメラニアンって煮詰める派?焼く派?ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白くて最高な作品です！！！これからも頑張ってください！！続き楽しみにしてます（＾ω＾） (8月30日 22時) (レス) @page7 id: 3731ee6677 (このIDを非表示/違反報告)
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