星214 ページ30
ジ「な！？水の柱！！？」
アズールとカリムが同時に杖を構えてると、ジャミルの周りを巨大な水の柱が囲む。
突然目の前の景色が水の柱に囲まれて戸惑うジャミル。
相手がこれからどうやって自分に攻撃してくるか周りを見渡して警戒する。
すると
バシャアア！！
「っ！」
ジ「ステラ！？」
ギュウウ！！
ジ「！！？」
水の柱から現れたステラにジャミルが目を開くと、彼女は思いきり彼に抱きついた。
攻撃がくると警戒していたジャミルだったが、突然の事に攻撃をしようとした手を止める。
ジ「な……にを？………」
「ジャミル………ちょっとだけ我慢してね」
ジ「！」
シュウウウ……………パキパキパキパキパキ！！！
ジ「！？体が氷漬けに！！」
ジャミルの耳元でステラが囁いた瞬間、水の柱とジャミルの体が氷漬けになっていく。
ジャミルは何とか抜け出そうとするも、吸血鬼のステラの力が強く未動きがとれない。
ジ「くっ…………離せ！！離せぇええええええええ！！！」
ドドドドドドドドドドドドドドドド！！！
「うっ！」
ユ「ステラちゃん！！」
「だ、大丈夫！！ステラは大丈夫だから！！」
ユ「っ…………カリム先輩！アズール先輩！」
カ「ああ！なるべくステラに負担がかけないように水の威力をあげるぜ！！なあアズール！！」
ア「もちろんですカリムさん！ステラさん！もうしばらく耐えてください！！」
パァアアアアアア！！
バキバキバキバキ！！
ジ「ぐっ！うぐっ！！」
「っ…………ジャミル！大丈夫だから…………ステラが一緒いるから……！！」
ジ「……ステラ………？」
苦しむジャミルに必死に声をかけるステラ。
その言葉にジャミルは一瞬だけ、いつものジャミルに戻ったように見えた。
そして
ジ「これで…一番に…自由になれたと…思ったのに…」
パキン！！
「…………………………」
完全に凍ったとわかり、ステラはゆっくりとジャミルから離れる。
そこにはオーバーブロットの状態で氷漬けにされたジャミルがいた。
悲しげなその瞳を見て、ステラも目を伏せゆっくりと彼の顔あたりに手を触れる。
「ジャミル………ごめんね…………」
“ああ………俺は負けたのか………”
“アズール達にも………オンボロ寮の奴らにも………カリムにも………負けてしまった………”
“なんて情けない………こんな姿…………見せたくなかった…………”
“ステラ…………”
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みょみょ(プロフ) - やっべー..続き気になりすぎてやばいです！これからも頑張ってくださいいい！ (9月4日 23時) (
レス) @page8 id: e964d8a7a2 (このIDを非表示/違反報告)
そんな事よりポメラニアンって煮詰める派?焼く派?ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白くて最高な作品です！！！これからも頑張ってください！！続き楽しみにしてます（＾ω＾） (8月30日 22時) (レス) @page7 id: 3731ee6677 (このIDを非表示/違反報告)
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