星207 ページ21
「変じゃないもん！！」
ア「皆さん、ステラさんの話は後にして目の前の事に集中してください。見えてきましたよ……スカラビア寮が」
「！」
アズールの言葉に皆、目の前を見ると黒い霧で覆われているスカラビア寮があった。
(ジャミル………すぐ助けるからね！！)
ースカラビア寮 談話室ー
ジ「食料も飲み物も、全部持ってこい！今日は宴だ。阿呆な王が消え、真の実力者が王になった記念日だからな！ああ、とても清々しい気分だ……いくらでも魔力が湧き上がってくる」
男「仰せの通りに、ご主人様……」
男「ジャミル様こそスカラビアの王にふさわしい……」
男「「「ジャミル様、万歳！」」」
ジ「ははは、そうだろう。もっと言え。俺を褒め称えるがいい」
どす黒い霧に覆われたスカラビア寮の談話室ではあぐらをかいたオーバーブロットしたジャミルが、操った寮生達に料理を運ばせていた。
ア「あなた様は、とてもハンサムで……」
ジ「ほう？」
グ「色黒で、背が高くて……」
ジ「それで？」
ジェ「目が吊り上がっていて、とても賢そうです」
ジ「それから？」
フ「肩がイカッてて……」
カ「見るからに強そうなかんじだな！」
ユ「うっとりするくらい、ステキです」
「ジャミルはかっこいいよ！」
ジ「ふん、なかなかの褒め言葉じゃないか…………って、お前たちは！？」
様々な褒め言葉を聞き、良い気分になっていたジャミルだったが誰の声か理解した後ステラ達を見て驚愕する。
ジ「時空の果てまで吹き飛ばしたはずだ。この短時間でどうやってここまで戻ってきた？」
カ「乾いた川に水を満たして泳いで帰ってきた！」
フ「思ったより遠くて、かなり疲れた〜」
ジ「なんだと！？」
「ジャミル……」
ジ「っ…………………チッ、そうか。カリムのユニーク魔法で……！」
なぜか談話室に揃っているカリム達に驚愕するジャミルだったが、カリムのユニーク魔法を利用したとすぐに察したジャミルは舌打ちをする。
ジ「フン、お前の魔法にも使い道があって良かったじゃないか。植木の水やりか、お遊戯くらいにしか役に立たないくだらない魔法だと思っていたのに」
ア「ふっ。カリムさんの力を侮っていたようですね」
「そうだよ！カリムは凄いんだから！！多分！！」
カ「多分！？」
ジ「ステラ………お前は………」
「………？」
ジ「いや………」
カ「ジャミル……お前がオレをどう思ってたか、よくわかった。間違いなく」
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みょみょ(プロフ) - やっべー..続き気になりすぎてやばいです！これからも頑張ってくださいいい！ (9月4日 23時) (
レス) @page8 id: e964d8a7a2 (このIDを非表示/違反報告)
そんな事よりポメラニアンって煮詰める派?焼く派?ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白くて最高な作品です！！！これからも頑張ってください！！続き楽しみにしてます（＾ω＾） (8月30日 22時) (レス) @page7 id: 3731ee6677 (このIDを非表示/違反報告)
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