星202 ページ16
ア「吹き飛ばされて着地するまでかなり滞空時間が長かった。徒歩で狩るには何十時間かかるか………それにしてもステラさんが言うようにフロイドのその声、落ち着きませんね。契約書を破って破棄しますから、元に戻しましょう」
フ【気に入ってんのに〜………】
パァアア
ステラに同意したアズールは懐から金色に輝く紙を取り出した。
すると、その紙は次第に砂のように散り散りになっていく。
そして
フ「ンンッ、あーあー。うん。声、元に戻ったみたい」
「本当だ！凄い！！」
ジェ「アズールと契約してユニーク魔法を“貸す”だなんてよくできますね。我が兄弟ながら感心します。なんだかんだ理由をつけて魔法を返してくれない気がするので、僕なら絶対にアズールと契約なんてしたくありませんよ」
フ「確かにアズールならやりそうだけどさ。オレ別に魔法が返ってこなくてもいーし。声に飽きたらまた別の契約すりゃいいじゃん」
ア「お前たち、聞こえてますよ」
「……………………………」
ジェ「どうしました、ステラさん。僕の顔に何かついてます？」
「ジェイドはアズールの事、嫌いなの？」
ジェ「………………………ふふ」
ア「おい。せめて何か言え」
アズールをあれやこれや言うジェイドにステラが純粋に疑問に思って、彼に言うとジェイドは怪しげな笑みを浮かべアズールが突っ込む。
すると
ポタッ……ポタッ……
カ「う、うぅ……っ。うう、ジャミル……信じてたのに……」
フ「あれ。ラッコちゃん泣いてんの？涙凍るよ」
「カリム……泣かないで……」
突然、ポロポロと涙を流すカリムに気づいたステラは彼に駆け寄り彼の背中をさする。
カリムはその涙でぐしゃぐしゃの顔をあげてステラを見た。
カ「ステラ……オレ………オレのせいだ……！」
「え？」
カ「知らないうちに、ジャミルのことを追い詰めちまってた。ジャミルは、本当はあんなことするようなヤツじゃない！」
「えっと……」
カ「いつもオレを助けてくれて、頼りになるいいヤツで……ッ」
「カリム、あのね」
涙を流しながら必死に自分のせいだと言い張るカリムにステラが何かを言いかけたその時だ。
ユ「あのカリム先輩、先輩のそういうところがジャミル先輩を追い詰めたのでは？」
カ「え……？」
グ「で、でた。ユウのキツいツッコミ」
フ「あーでもオレも小エビちゃんと同意見。ラッコちゃん、イイコすぎるというか……」
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みょみょ(プロフ) - やっべー..続き気になりすぎてやばいです！これからも頑張ってくださいいい！ (9月4日 23時) (
レス) @page8 id: e964d8a7a2 (このIDを非表示/違反報告)
そんな事よりポメラニアンって煮詰める派?焼く派?ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白くて最高な作品です！！！これからも頑張ってください！！続き楽しみにしてます（＾ω＾） (8月30日 22時) (レス) @page7 id: 3731ee6677 (このIDを非表示/違反報告)
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