検索窓
今日:18 hit、昨日:13 hit、合計:55,024 hit

真紅の暴君 77 ページ29

リ「……なんてね、もう薔薇の木の1本や2本で罰したりしないさ」

怒ったような表情から朗らかな笑顔になったリドルに皆は安堵の息をもらす。

ケ「ほ、ほんとー!?リドルくん寛大!」

「リドル寮長バンザーイ」

リ「突然なんなんだい……話を戻すけど、みんなで塗れば早いだろうしね」

エ「って塗るのは変わんねーのかよ!」

ト「まあまあ、それでも本当に……うん、変わったなリドル」

グ「もう1秒も我慢できねえんだゾ!さっさとバラでもなんでも塗ってパーティだ!」

リ「それじゃみんな、準備はいい?」

「ふーん(はーい)」もぐもぐ

エ「食うなよ!!」

という事でバラ塗りが始まり、A以外の皆は魔法で白いバラを赤く塗っていく。
その中でも寮長であるリドルは完璧に全てのバラを赤く塗り上げていった。

デュ「やはり寮長は格が違う」

エ「くっ……さすがにあんな風にはできねえ」

グ「お、オレ様だってもうちょいしたらあれ以上に魔法を使えるようになるんだゾ!」

リ「キミたち、無駄なおしゃべりをしていないで手を動かす!パーティの時間をこれ以上は減らせ……!?」

話す1年生達を注意し、Aの方を向いたリドルは目を丸くする。
なぜならAが左右両手に5本ずつハケを持って完璧に色塗りを仕上げていたからだ。

シュバ!シュバ!
シュバババ!!

リ「すごい……魔法も劣らない作業の速さと完璧さ……本当に彼女は何者なんだい?」

ト「これで魔法を扱えたら勝ち目なしだな」

ケ(ハケが5本に!?進化してる!!)

そんな事があったりもしたが無事に作業は終わり、パーティは再開された。
ケーキやお茶を用意し始まってしばらくしてからエースがそうだ、と思い出すとリドルの方を向く。

エ「で、寮長の詫びタルトは結局どうなったの?」

リ「ち、ちゃんと作ってきてるよ。これ、この苺タルトはボクが作った」

エースに言われ、リドルは戸惑いながらテーブルに並べられているケーキの1つを指さす。
少し不格好な苺タルトを見てトレイは嬉しそうに口を開いた。

ト「うんうん、形は少し不格好だけど苺の艶を出すナパージュを塗るひと手間もかけてるし初めてにしては上出来じゃないか」

エ「はい、すかさず甘やかし入りました〜」

「自分が甘やかされなかったからと拗ねて茶々を入れるなエース・甘えん坊ッポラ」

エ「拗ねてねえし名前ネタもはや適当だろ!!さて、こんなヤツほっといて実食実食」

真紅の暴君 78→←真紅の暴君 76



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
61人がお気に入り
設定タグ:ツイステ , 男主&女主 , ゲーム沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るーるる(プロフ) - 絵さん» 絵さんこんにちは!確かに名前間違ってましたね(;´д`)ご指摘ありがとうございます!! (2021年11月7日 17時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
- 真紅の暴君56のクロウリーのセリフでグリムくんがグリルくんになっていると思います (2021年11月6日 20時) (レス) @page8 id: a4d316c6c5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:るーるる | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年2月19日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。