真紅の暴君 65 ページ17
Aに当たる寸前で辺りが急に光りだしたかと思えば、バラが全てトランプに変わり宙に浮いてゆっくり落ちていく。
エ「なんだこれ、トランプ?」
デュ「薔薇の木が全部トランプに変わった!これは……」
(電池切れか?いやまだ使ってないしな)
ト「リドル、もうやめろ!」
ケ「トレイの『ドゥードゥル・スート』!?えっ………どういうこと?」
グ「魔法封じの首輪が外れたんだゾ!」
ト「言っただろ、俺の『ドゥードゥル・スート』は少しの間だけならどんな要素も上書きすることができる。だから……“リドルの魔法”を“俺の魔法”で上書きした」
ケ「うっそ………そんなんあり!?チートじゃん!」
(電池は大丈夫っぽいな、なら何が原因なのか……裏側は)
リ「く………っ首をはねろ!首をはねろったら!何でトランプしか出てこないんだよぉ!」
ト「リドル、もうやめろ。これ以上はお前が孤立していくだけだ!みんなの顔を見てみろ!」
寮生「ほ、本気でやる気だったのかよ………」
寮生「さすがにやり過ぎだろ………」
寮生「バ、バケモノだ…………」
一部始終見ていた寮生達はリドルの言動を恐ろしく思い、青ざめた顔でリドルを見ていたがリドルは自身の魔法が封じられた事の驚きにわなわなと身体を震わせていた。
リ「は………?トレイに魔法を上書きされた……?ボクの魔法よりキミの魔法の方が優れてるってこと?」
ト「そんなことあるわけないだろ、リドルいったん落ち着いて話を聞け」
リ「キミもボクが間違ってるって言いたいの?ずっと厳しいルールを守って頑張ってきたのに!いっぱいいっぱい我慢したのに!ボクは……ボクは……信じないぞ!!!!」
ク「いけませんローズハートくん!それ以上魔法を使えば魔法石が『ブロット』な染まりきってしまう!」
(んー……分解してもどこも異変なさそうだな)
リ「ボクは………ボクこそが!!絶対、絶対、正しいんだーーー!!!!」
ト「リドルーー!!」
ビチャ! ビチャビチャ!
黒い墨はゆっくりと落ちていき
赤い魔法石が黒く染めていく
そして
真紅の暴君が生まれる
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るーるる(プロフ) - 絵さん» 絵さんこんにちは!確かに名前間違ってましたね(;´д`)ご指摘ありがとうございます!! (2021年11月7日 17時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
絵 - 真紅の暴君56のクロウリーのセリフでグリムくんがグリルくんになっていると思います (2021年11月6日 20時) (レス) @page8 id: a4d316c6c5 (このIDを非表示/違反報告)
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