美貌の圧制者 215 ページ36
エ「ちょっと、ルーク先輩！？アンタ、なんでロイヤルソードアカデミーに投票してんの！？」
エースの言うように、彼のスマホの画面にはロイヤルソードアカデミーに投票した結果が映し出されていた。
もちろん、これに他のメンバーが黙ってるはずもなく。
エペ「んだ！信じられねーや！なしてそったはんかくせぇ真似を！」
ル「言っただろう？どうしても自分の心を偽ることができなかった、と。ネージュくんたちは心から自分の力を、そして仲間の力を信じ、歌い踊っていた。私はその姿を見て、『強い』と……『今この時、世界で一番美しい』と思ったのさ」
ヴィ「そ、んな……………………」
「僕だって頑張ってNRCドライヴに投票したのにな〜突き指までして」
そういってAは青黒く腫れている親指とナイトレイブンカレッジに投票したスマホの画面を見せた。
エ「いやグロッ！！投票押すのに何したらそんな事になんだよ！！」
ジ「というかよくそれを放置できたな！？痛覚とかないのか！！？」
カ「た、大変じゃないかA！今から保健室に連れてってやるからな！！」
「うるせえ！触んな！！」
エペ「なんで1番優しく答えたカリムに塩対応………？？」
ル「ヴィル。キミの美パワーを誰よりも信じなければならないのは、キミ自身だ。ライバルに勝利するため、自分を磨き上げるストイックなキミは、誰より美しい。けれど……自分を信じられない限り、たとえ世界中の人々に称賛を受けても、キミが心から満たされることはないだろう。だがもし、いつかキミが地に伏し、汚泥にまみれ、老いれ痩せさらばえた姿になったとしても……『今この時、私が世界で一番美しい』と胸を張ったなら、その決定は伝説の魔法の鏡でさえ覆せない。己を信じる強さ、誇りこそが、世界で一番の
ヴィ「…………う、うっ……うううっ……」
ぴ「ぴえ！？ゔぃるもないてる！！？」
「うんうん、これぞまさしく鬼の目にも涙」
ゴン！！
エ「お前は本当、何がしてーんだよ」
ルークの言葉にヴィルは緊張の糸なのか、今まで自分がしてきた事を思い出して後悔しているのか、ポロポロと涙を流した。
それでもAを殴る力の威力は弱めない。
すると
ネ「ヴィーく〜〜〜ん！！」
ヴィ「…ズッ…ネージュ？」
そんな空気の中
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
