美貌の圧制者 211 ページ32
ミ「だって、オレとお前は元の世界で………………同じ組織にいたし」
「……………………え」
ミウの発言にAは思わずフリーズしてしまう。
そんな彼女の珍しい表情にミウが何か言いかけたその時だった。
ス「あ！ミウちゃんこんな所にいた！もう探したよ！！」
ミ「スタッフさん！ごめんなさ〜い……ミウ、ちょっとお友達とお話しててぇ…」
「スタッフさん、コイツ微塵もそんな事思って」
ギュウウ！
ミ「も〜Aちゃぁあん？まだミウと遊び足りない気持ちはわかるけどぉ、ミウお仕事があるからまた今度遊ぼうねぇ〜♪(空気よめゴラァア！！)」
ス「そ、そうなの？とりあえず来てくれないかな？」
ミ「は〜い♪じゃあ、またねAちゃん♪」
「…………………」
ミウを呼びに来たらしいスタッフにAが先程の会話を話そうとした瞬間、力強く口を塞がれた。
顔は笑顔だがそのオーラを察したスタッフは顔を青ざめる。
すると、ミウはAから手を離しバイバイと振りながらスタッフと共にその場から去っていった。
その一瞬、Aの手に何かを渡して。
「ん……？紙？」
『何か聞きたいことあったら連絡して ミウ』
「……………折り鶴作ろう」
エ「あ、Aいた！お前どこ言ってたんだよ！！」
「うるせえバカ野郎」
エ「なんで逆ギレ！？」
ミウとのやり取りからNRCドライヴメンバーがいる場所に戻ってきたAは呆れた顔をするエースに逆ギレしていた。
すると
『続いては、ロイヤルソードアカデミーの代表選手のみなさんです！』
「あ、ロイヤルなんたらの出番だ」
エペ「え？名前……」
ネ「会場のみなさーんっ！こんにちはー！」
ドワーフ「「「「「「こんにちはーっ！」」」」」」」
客「キャー！！ネージュくーん！」
客「誰、あのちっちゃい子たち！？かわい〜っ！」
Aが全くロイヤルソードアカデミーの名前を覚えていない事にエペルがドン引きしている間に、ネージュとドワーフ族の7人組が舞台に現れた。
すると、観客席が一気に騒がしくなり皆は彼らに注目する。
ネ「みんなで歌いましょう！『みんなでヤッホー！』」
〜♪
そこからはネージュ達の舞台。
先程のリハーサルで見せたステージを披露し一気に観客の心を掴んだ。
そして全てのパフォーマンスが終了し…
司『今大会の優勝チームは、会場のみなさまの投票により決定いたします。歌唱力、ダンス、演者がどれだけ曲の世界観を表現できていたか……………』
美貌の圧制者 212→←新年あけましておめでとうございます♪
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