美貌の圧制者 185 ページ4
グ「ぴぃ助？」
まさに命をかけた戦いをしているのに関わらず、いつもと変わらない雰囲気にグリムは呆れてぴぃ助の方を向いてそう言うも、ぴぃ助は珍しく大人しくしていてデュースの方を見ていた。
「と、カリム・アルアジームさんで遊んでる場合じゃない。お前ら気合を入れ直せ」
エ「そっくりそのまま返してやるよ！！」
デュ「しゃっ！やってやる！！A、準備はいいな！」
「後、1時間」
デュ「いくぞ！！」
ジ(普通に無視した)
素なのかボケなのか、よくわからないAの言葉にデュースは特に返す事なく気合をいれていた。
デュ「いでよおお…！！」
ヴィ「させない！」
ブン！
デュ「うわっ！」
「エペル！ルーク先輩！デュースの掩護頼む！！」
ル「ウィ、任せてくれ」
エペ「わかった！」
デュースがヴィルにマジカルペンを向けて、大釜を繰り出そうとするが察しの良いヴィルに妨害されてしまう。
それを見ていたAがルークとエペルに声をかけると2人は返事を返し、箒に乗りながらヴィルの魔法を塞ぐ。
そして
ヴィ「いい加減時間の無駄ね……これで決着をつけるわ！！」
デュ「それはこっちの台詞だ！いでよ！大釜ぁあ！！」
ボン！
ヒュウウウ……
ヴィルに向かって今まで見たことがないくらいの巨大な大釜を召喚する。
その大釜はヴィルの頭上に現れ、勢いよく彼目掛けて落ちていく。
ヴィ「本当にしつこいわね！こんな魔法がアタシに効かないって何回言えばいいのよ！！はあ！！」
ドンッ！
ピキピキピキピキ！
ドカァアアア！！
ヴィルは呆れたたような怒ったような顔をしてその大釜に魔法を放つ。
魔法をまともにくらった大釜は派手な音をたてて粉々に壊れていく。
ヴィ(勝った！)
完全に壊れた大釜を見て、ヴィルがニヤリと笑った……その瞬間
ガシッ！
「しゃああ！背後とったどー！！」
ヴィ「！！？」
いつの間にか大釜の中に入っていたAが現れ、ヴィルの背後に周り彼を羽交い締めにする。
ヴィルは何とか彼女を離そうとするが思った以上の力で中々離れない。
ヴィ「ぐぅう…離れなさい！！」
「いや、無理っす」
ヴィ「く！なんて憎たらしい…！？」
ル「みんな今だよ！！」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド！！
ヴィルがAから視線をそらした瞬間、ルークが合図をすると皆は一斉にヴィルに向かって魔法を放つ。
ヴィルは目を見開きその魔法を凝視するも難なく交わして、魔法で総裁する。
ドガァアアン！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
