第28話 ページ30
マッシュは自分の服を掴むその手の上に自身の手を重ねた。
マ「大丈夫、僕は勝つよ」
「！」
男「おい、まだか？」
マ「ごめん。始めよう」
男子生徒に呼ばれマッシュはいつもの調子で返事をすると、彼の隣に立つ。
男(フッ……バカが。可愛い子の前でかっこつけやがって。オレは編入生と違ってここの中等部の時からほうきに乗ってんだ。ボコボコにしてやるよ)
先「(昨日のふざけた奴ね……ほうきなんて乗れるのかしら……)それじゃあ行くわよ。よーい」
ドンッ！！
ギャルッ！！
「…………………………」
男(なにが………なにが起きたんだってばよ………)
男子生徒は目を見開いて口を開き、マッシュがいる場所を呆然と見つめていた。
シオンも何が起こったのかわからず、同じようにポカンとして彼を見つめている。
先「イヤァアアア！！世界新よー！！ワールドレコード！ワールドレコード！！」
生徒「一体何が起こったんだ！！」
生徒「どういうことだ！？」
ロ「……………………」
ざわざわ！！
誰もが何が起こったのかわかっておらず、文字通りざわざわと騒いでいる中以前シオンに声をかけたロイドがニヤリと笑ってマッシュを見ている。
ただ、この状況の中マッシュが何をしていたのか理解している人物が1人いた。
フィ(………僕はちゃんとみてたぞ………スタートと同時にほうきを投げそのほうきに飛び乗った！！………いやどうゆうこと………？)
男「てめさてはズルしたな！？ありえねぇ！」
マ「現実を受け止められないなんてカワイソウだな、なんか…………」
男「テメェ！！」
マ「いいよ、さっきの約束も……なんかカワイソウだし」
男「！？なめてんだろテメッ……」
プッ！
シュルルルル
男「〜〜〜〜〜〜〜！！」
「ひっ！」
対戦相手がマッシュに抗議をし始めたその時、突然彼の口元が糸のようなもので縫い合わされ彼は話せなくなる。
それを見たシオンは小さく悲鳴をあげてマッシュの後ろに隠れた。
すると
ロ「まぁまぁ騒ぐなって」
「！」
マ「？」
口を塞がれた男子生徒の横に見覚えのある人物、ロイドが現れて彼の肩を掴みながらマッシュと向かい合う。
マッシュの背中に隠れているシオンも見ながら。
ロ「ごめんごめん、失礼なことして。こいつ僕の友達なんだ」
マ「……………はぁ、まぁ別に」
「………………」
生徒「おいアイツ、キャベルに声かけられてるぞ……」
生徒「絶対目付けられたな」
ざわざわ
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岬影 - 明けましておめでとうございます。これからも更新頑張ってください (1月1日 6時) (
レス) @page49 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ - クゥゥッおしが尊い愛され最高(^.^) (9月8日 20時) (レス) @page32 id: e06815e087 (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - どちゃくそ大好きな小説です…好きなアニメとゲームが合わさってもう主様神ですか…続き楽しみにしています!!! (9月5日 23時) (レス) @page31 id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - ユノンさん» ユノン様、いつもコメントありがとうございます！多分、そろそろガッツリ絡むので待っててください！ (2023年5月7日 12時) (レス) @page6 id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - るーるるさん» マッシュと夢主の絡みがもっと見たいです！ (2023年5月7日 12時) (レス) @page1 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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