第27話 ページ29
先「それでは授業を始めますよ」
マ「あ、授業始まる」
フィ「行こうか、みんな」
「う、うん……」
先生の声がグラウンド全体に響き、散っていた生徒達は先生の元に集まっていく。
マッシュとフィンもその声に気づきシオンを見てそう言うと、彼女も慌てて追いかけていく。
すると、それで全員集まったようで先生が再び口を開いた。
先「それでは今からほうきの乗り方を学びます。ほうきに魔力を伝え「翔べ」と命令します。そしてまたがり魔力を調節し浮かせます。それでは始め」
パシ！
パシィッ！
生徒「飛べ！！」
生徒「飛べ！！」
「(大丈夫かな……)……飛べ」
パシィ
「出来た…」
マ「凄いね、シオンちゃん。僕も頑張らないと。必ず1番になって平穏な暮らしを手に入れるために……よし」
(マッシュくん……)
マ「飛べ」
しん……
マ「飛べ」
しん……
マ「飛……………でしょうね」
「マッシュくん……」
シオンを見習って自分もと意気込んでいたマッシュだったが、やはり魔力がないためほうきに命令しても反応はなしだった。
彼ら途中でその行動が虚しくなったのか空を見上げてハッキリそう言うと、シオンは悲しげに彼の名前を呼ぶ。
すると
男「ププッおいおいとんだ劣等生が混じりこんでるなー？困るんだよな、お前みたいなのがいるとさー」
(……怖い)
スッ
マッシュがほうきを浮かせない事をバカにする男子生徒を見て、シオンがビビりまくっているとマッシュはなぜか片足をあげた。
男「あ？」
そして
ズダァン！！
パシッ
マ「飛べ」
「え？」
男(え？)
マッシュは上げた片足を思い切り地面に向かって降ろすとその反動で、ほうきが彼の手まであがってきたので普通に掴む。
その一連の流れに男子生徒もシオンも唖然としていたが……
男「ずっ、ずるしやがったなテメェ！！」
マ「？？？？」
男「しらじらしいぞ！言う前に跳ねたじゃねぇか！！」
マ「？？？？」
男「ぐっこいつ！！」
すぐに我に返った男子生徒が抗議するもマッシュはわざとなのか、本気なのか頭にハテナマークをたくさん浮べて首を傾げた。
すると
先「それじゃあタイム測定を始めます」
男「！………ちょうどいい、アレでオレと勝負しろ。負けた方はこの学園生活中言うことを聞く………どうだ？」
マ「いいよ」
グイ！
マ「！」
「マッシュくん………いいの？」
服の裾を掴んで、心配するシオン。
そんな彼女をじっと見つめて
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岬影 - 明けましておめでとうございます。これからも更新頑張ってください (1月1日 6時) (
レス) @page49 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ - クゥゥッおしが尊い愛され最高(^.^) (9月8日 20時) (レス) @page32 id: e06815e087 (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - どちゃくそ大好きな小説です…好きなアニメとゲームが合わさってもう主様神ですか…続き楽しみにしています!!! (9月5日 23時) (レス) @page31 id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - ユノンさん» ユノン様、いつもコメントありがとうございます！多分、そろそろガッツリ絡むので待っててください！ (2023年5月7日 12時) (レス) @page6 id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - るーるるさん» マッシュと夢主の絡みがもっと見たいです！ (2023年5月7日 12時) (レス) @page1 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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