第25話 ページ27
教卓に立つ女性教師が杖と鍵を持って説明するのを聞いて、シオンは自分の目の前に置かれている杖と鍵を見た。
先「では私がまずお手本を見せます」
『オプティアース』
パァアア！
カチャ！
先「鍵を開けるイメージを魔力で送り込みます。それでは実際にやってみましょう」
「…………オプティアース」
カチャ！
(開いた………)
マ「ふん」
バキッ！
「！」
先生の真似をして呪文を唱えれば、シオンの鍵は開いたが背後から聞こえてきた何かが壊れる音に恐る恐る後ろを振り向くとマッシュが持っている鍵が壊れていた。
マ「先生……開きました」
先「いやっテメっそうじゃ…そうじゃねえだろうがあああ！！ここ魔法学校なんですけど！？魔法を学ぶところなんですけど！？ああ！？」
マ「いや自分………魔法とかそういうの苦手なんで」
先「なんでここにいんの！？」
マ「前途多難ですなこれは」
先「なんで他人事みたく言ってんだぁ！！どうなってんだよ神経！！」
(マッシュくん……大丈夫かな……)
無理やり押し通そうとするマッシュと先生の攻防を見ながらシオンは彼を心配する。
そんな中、クラスにいたとある男子生徒もそのやり取りを見てハラハラしていた。
？(今年の編入生はどうなってんだ……？明らかにやばい奴が入ってるじゃないか……いや……)
チラッ
？(あの女の子、凄く綺麗だな……中等部から今までいろんな女子生徒を見てきたけど、あんなに綺麗な子は今までいなかったと思う……)
マ「神は死んだ」
先「なんだこいつ！急にマジで！！コワっ！！」
？(とりあえず、こっちは絶対に関わりたくないな)
男子生徒はマッシュからシオンに視線を移してうっとりと彼女を見つめていたが、マッシュと先生の会話が耳に入ってきて我にかえる。
そして、そんな彼らを静かに笑みを浮かべて見ていた男子生徒もいる事に気づいていなかった。
(一度、寮に行こう…)
それから授業が終わり、マッシュは寮の部屋を片付けてくるとシオンに伝えて教室を出ていく。
シオンも先程知らされた寮に向かおうと立ち上がったその時だ。
？「ねえ、そこの君」
「？」
急に話しかけられ、その声のする方を向くと糸目の男子生徒が傍らに取り巻きらしき生徒を2人連れて立っていた。
パッと見は優しげな生徒だな、直感で何だか居心地が悪くなりシオンは密かに震える。
？「急に話しかけてごめんね、少し君と話がしたくて」
「………」
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岬影 - 明けましておめでとうございます。これからも更新頑張ってください (1月1日 6時) (
レス) @page49 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ - クゥゥッおしが尊い愛され最高(^.^) (9月8日 20時) (レス) @page32 id: e06815e087 (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - どちゃくそ大好きな小説です…好きなアニメとゲームが合わさってもう主様神ですか…続き楽しみにしています!!! (9月5日 23時) (レス) @page31 id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - ユノンさん» ユノン様、いつもコメントありがとうございます！多分、そろそろガッツリ絡むので待っててください！ (2023年5月7日 12時) (レス) @page6 id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - るーるるさん» マッシュと夢主の絡みがもっと見たいです！ (2023年5月7日 12時) (レス) @page1 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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