第19話 ページ21
?「僕と結婚してくれって……」
マ「いや言ってないけど。あ、シオンちゃん」
「!」
突然のプロポーズ発言されたという少女の言葉にマッシュが素早く突っ込むと、呆然と立ち尽くすシオンを見つけ俊敏な動きで彼女の近くに避難する。
「マッシュくん、何かあったの?」
マ「色々あったけど、プロポーズはしてないよ」
?「いえ!されました!!」
2人「「!」」
?「だってあの時……」
回想
マ“ケガ痛むならおぶっていくけど”
?“え?いやそれって……私のこと……あっあの…私……重い(精神的に)ですよ……?”
マ“?僕は重い(物理的に)とかは別に気にしないけど”
キュピーン!!
?「そんな照れないでください……分かってます、アナタの気持ちは。とても……良かったですよ、ハイ………」
マ「いや、言ってないから普通に」
「…………………(変わった女の子だ……)」
マッシュは無表情ながらもずっと、彼女の言葉を否定していくが少女は赤く染まった顔を隠しながら嬉しそうに話す。
そんな謎の光景をシオンが見つめていると……
ル「…………フン。そうだ……悪いか?私は試験管だ。気に入らない奴を落とそうとして何が悪い?そもそもふさわしくないんだよ、貴様らみたいな底辺臭のする人間は。この高貴なエリート校にはな」
「……………………」
ギュウウ
「!」
コソッ
マ「シオンちゃん、大丈夫だよ」
ルッチは本音を隠す事なく、マッシュと少女を睨みつけながらツラツラと話す。
その姿が怖かったのかシオンは彼の服を掴み小さく震えだした。
マッシュはそんな彼女を見ると、その小さな手をなるべく力を弱くして握りしめて安心させる。
そんな彼にシオンが驚き顔をあげると
ル「おい、生意気なガキに貧乏少女。私の話を聞いているのか?小汚いローブを着てるからすぐにわかったよ、訳ありだってね。底辺にも利用価値があると思って声をかけてやったのに恩を仇で返しやがって。頭が悪いのは親ゆずりか?そりゃ当然みすぼらしい人生って訳だ。私は私の判断が間違ってるとは思わない、お前たち2人は不合格だ」
「!?」
ル「文句があるなら私に盾つくか?イーストン魔法学校のエリート教師であるこの私に!!もっともそれができたらの話だがな」
ヒュン!!
ル「!?」
バッ!
ルッチが杖を構えて魔法を放とうしたその時、光をまとった矢が彼めがけて放たれた。
寸前で避けると、光の矢が地面に突き刺さる。
ざわざわ
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岬影 - 明けましておめでとうございます。これからも更新頑張ってください (1月1日 6時) (レス) @page49 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ - クゥゥッおしが尊い愛され最高(^.^) (9月8日 20時) (レス) @page32 id: e06815e087 (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - どちゃくそ大好きな小説です…好きなアニメとゲームが合わさってもう主様神ですか…続き楽しみにしています!!! (9月5日 23時) (レス) @page31 id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - ユノンさん» ユノン様、いつもコメントありがとうございます!多分、そろそろガッツリ絡むので待っててください! (2023年5月7日 12時) (レス) @page6 id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - るーるるさん» マッシュと夢主の絡みがもっと見たいです! (2023年5月7日 12時) (レス) @page1 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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