第17話 ページ19
目の前でシオンを凝視するのは、高身長の男の受験者。
顔立ちは整っていて歳が近いようだがどこか大人びている。
水色の髪に片方の耳にはピアスをつけていた。
「………………………」
ガタガタガタガタ…！
？「用がないなら行くぞ」
パッ
「あ………」
ガシッ！
その受験者は彼女が震えている姿を眉を寄せて見つめた後、興味なさげにそっぽを向いてそのまま迷路の先へ進んでいこうとする。
シオンは思わず手を伸ばして彼のローブを掴んでしまい、足を止めさせてしまった。
当然、彼はイライラした様子でシオンの方を振り返る。
？「なんなんださっきから……俺の邪魔するなら女でも容赦しないぞ」
「っ……………」
パッ…
殺気を含んだ睨みをうけ、シオンは相変わらずガタガタ震えながらその手を離すと彼はそのまま早足で去っていく。
(こわかった………どうしよう……このまま1人ぼっちだったら……マッシュくん………)
ル“だが、そんなに難しく考える必要はないよ。ゴールを目指す1つの方法を特別に君に教えてあげよう、それは………”
「！」
ポロポロと泣き出したその時、脳裏に夢で寝ていたルークが現れシオンは驚く。
そして、彼は夢の台詞を続けてこう言った。
ル“己の道を信じ、振り返らずに進むのさ”
「…………………………」
ル“大丈夫、君の信じた道には光が照らされているよ”
(今は……ルークさんの言葉を信じてみよう)
パァアア…！
ルークの言葉を思い出すと、シオンは杖を振り魔力を高める。
そして
「【私はあなたの姿見
『
ルークのユニーク魔法を発動させると、先程の受験者が歩いたと思われる光の道しるべが地面に浮かび上がる。
彼に触れた時、寸前で微量の魔力をそそいでいたのだ。
(見えた、さっきの人の足跡……これに着いていけば………)
トコトコトコ………
シオンは先程の彼が歩いていた道がわかると、ゆっくり後をついていく。
特に障害物に当たる事なくそのまま進んでいくと目の前に出口のような穴が見えた
(あ……ここだ)
タッタッタ！
最後に勢いよく駆け出しその穴を出ると、すでに何人かの受験者達が同じ場所に集まりザワザワと騒いでいた。
(ゴール出来たみたい…良かった…あれ？マッシュくんがいない？)
周りを見渡すもあの独特なキノコ頭がいない。
「？」
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岬影 - 明けましておめでとうございます。これからも更新頑張ってください (1月1日 6時) (
レス) @page49 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ - クゥゥッおしが尊い愛され最高(^.^) (9月8日 20時) (レス) @page32 id: e06815e087 (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - どちゃくそ大好きな小説です…好きなアニメとゲームが合わさってもう主様神ですか…続き楽しみにしています!!! (9月5日 23時) (レス) @page31 id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - ユノンさん» ユノン様、いつもコメントありがとうございます！多分、そろそろガッツリ絡むので待っててください！ (2023年5月7日 12時) (レス) @page6 id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - るーるるさん» マッシュと夢主の絡みがもっと見たいです！ (2023年5月7日 12時) (レス) @page1 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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