episode.375 ページ9
ヴィ「ものはいつまで美しくいてほしいものだから……」
フルフル
(さっきはいきなりだっから、驚いたけど悪い人じゃなさそう……それにしても綺麗な人………)
あまり芸能界には詳しくない言葉だが、元の世界のテレビにでも目の前の人物程美しい人間を見なかったような気がする、と彼をマジマジ見つめていた。
すると、ヴィルは懐からスマホを取り出し画面を見つめる。
ヴィ「あら、もうこんな時間なの……ごめんなさいね、アタシもう行くわ」
コクリ
《お話してくれてありがとうございました》
ジジ………
「！」
話が出来ないが、せめてと思い頭を下げる。
その時、脳裏にある光景が浮かんだ。
この学園に来てから嫌という程毎日見るメインストリート。
ストリートを囲うように両側に立つ7つの石像。
ハートの女王
百獣の王
海の魔女
砂漠の魔術師
死者の国の王
茨の魔女
そして
美しき女王
(なんでだろう………ヴィル先輩と美しき女王の像が重なって見えた気がした…………)
今までこんな事はなかったが、妙に胸元がザワつく……
言葉は思わず胸を掴んでざわつきを止めようとしたが余計に悪化するだけだった。
(また何か起こるのかな……………)
もう後ろ姿すら見えないヴィルを思いながら言葉は拳に力を入れるのだった。
ーメインストリートー
翌日の朝、相変わらず寒さは続き雪が積もっている石像の間をオンボロ寮3人組が歩いていると目の前にいつものエーデュースコンビが立っていた。
エ「おーっす、ユウ、グリム、コトハオハヨー」
デュ「おはよう、3人とも。今日は一段と冷えるな」
ペコッ
《おはよう、2人とも》
ユ「おは……………！」
《ユウくん？》
2人に挨拶をされ、言葉に続きユウも挨拶をしかけたその時彼はある物を見て固まった。
彼の目線の先にある物を見るとそこにあったのは、美しき女王の像。
そして、順番にハートの女王、百獣の王、海の魔女、砂漠の魔術師と見ていく。
なぜ、ユウがグレート・セブンの石像を動きを見つめるのか不思議に思っていると……
デュクシ！
グ「あいでっ！ユウ、急に立ち止まるんじゃねぇんだゾ！オメーの足に鼻から突っ込んじまったじゃねぇか！」
エ「なに？グレート・セブンの石像をじっと見て。どーかした？」
《ユウくん、どうしたの？》
ユ「………………………」
デュ「おい、ユウ？突然ボーッとして……具合でも悪いのか？」
グ「ユウ、朝から」
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本気と描いてマジと読む - レオナが女じゃなくてちゃんと女性って呼ぶの育ちの良さ感じる (3月16日 22時) (
レス) @page34 id: 653187292b (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 最初から最新話まで全部読んでとても面白いです特にジェイドとの掛け合いが好きで早く自分の気持ちに気づいて欲しいです、今後ジェイドって出てくる事ってないのでしょうか？それとイベントなどのお話はでないのでしょうか？これからも更新頑張って下さい！ (12月27日 14時) (レス) @page47 id: 03fc316121 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 最初から最後まで読み切ってきました。所々(名前)になってないミスがあったり、誤字脱字等ございましたが、主人公との出会いの描写やヒロアカとの絡め方が大変興味深かったです。更新応援してます (5月14日 11時) (レス) @page10 id: 700750cf11 (このIDを非表示/違反報告)
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