episode.372 ページ6
リリ「リリア・ヴァンルージュじゃ」
《ビックリした……》
ドキドキ……
リリアは驚く2人を見て、ニコニコしながら名前を言うと懐から1枚のカードを手渡した。
カードには茨と古城、そしてメッセージに『Happy Holiday』と書かれている。
リリ「急に驚かせてすまんのう。今日はお主にさるお方からのホリデーカードを届けに参った」
「？」
ユ「ホリデーカード……ですか？」
リリ「さよう。あやつ、今年のホリデーも誰からもパーティに招かれず拗ねておったようだが……。いずれお主が仲間とパーティを開くことがあればあやつも招待してやってくれ」
ユ「はあ……」
(パーティか………それにしても、このカードの差出人って……)
リリ「では、わしはこれで。良きホリデーを」
パァアア！
ユ「あ、消えちゃった」
《本当に神出鬼没だね。ねえ、ユウくんそのカードの差出人って誰？》
ユ「えっと……差出人は」
リリアが一瞬で姿を消してその場からいなくなった後、言葉は先程から気になっていた事をユウに言うと彼は受け取ったカードを裏返した。
そこにはシンプルにＭ.Ｄと書かれている。
ユ「差出人の名前は……Ｍ.Ｄ？」
《Ｍ.Ｄ…………》
2人はそのイニシャルを見つめて首を傾げていると、先に寮に戻っていたグリムが顔を出す。
グ「ユウ〜〜！！！コトハ〜〜！！！早くしないとご馳走全部食っちまうんだゾ〜〜！」
ユ「あ、ちょっと待ってー！とりあえず寮に帰ろうコトハちゃん」
コクリ
《そうだね》
ゴ「ほっほっほ！ハッピーホリデー！」
ゴースト達の嬉しそうな声を聞きながら言葉は雪の中を一歩踏み出しユウ達と共にオンボロ寮へ入っていく。
こうしてホリデーの間に起きたスカラビア寮の騒動は幕を閉じるのだった。
ーオンボロ寮 談話室ー
「……………………………ふぅ……つかれた」
言葉以外誰もいない談話室で、珍しく声を出した彼女は体調が戻ったばかりなのか、はたまたジャミルの洗脳が解けたばかりなのか大分疲れが出ていたようで、ソファに横になった。
(……ホリデーの間にまさかスカラビアであんな事が起きるなんて………まあ、でもジャミル先輩もカリム先輩も仲直り……したわけじゃないかもだけど、何とかなっていきそう。本当、あの2人を見てたら緑谷くんと爆豪くんを思い出すよ………みんな、今頃何してるんだろ…………)
脳裏に浮かぶのはＢ組のクラスメイトとＡ組の麗日、轟、緑谷に爆豪。
そして普通科の心操。
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本気と描いてマジと読む - レオナが女じゃなくてちゃんと女性って呼ぶの育ちの良さ感じる (3月16日 22時) (
レス) @page34 id: 653187292b (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 最初から最新話まで全部読んでとても面白いです特にジェイドとの掛け合いが好きで早く自分の気持ちに気づいて欲しいです、今後ジェイドって出てくる事ってないのでしょうか？それとイベントなどのお話はでないのでしょうか？これからも更新頑張って下さい！ (12月27日 14時) (レス) @page47 id: 03fc316121 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 最初から最後まで読み切ってきました。所々(名前)になってないミスがあったり、誤字脱字等ございましたが、主人公との出会いの描写やヒロアカとの絡め方が大変興味深かったです。更新応援してます (5月14日 11時) (レス) @page10 id: 700750cf11 (このIDを非表示/違反報告)
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