言葉にしなくても… 9

episode.387 ページ48

寮「だが、これで終わると思うなよ。真の美への道のりは遠く険しいものなのだ……ぐふっ！」

バタン！

「！？」

ジ「いきなり襲いかかってきて、なんなんだ一体？」

デュ「とにかく、ボールルームへ行ってみましょう」

コクリ

(何がどうなってるんだろう………)

よくわからないが先に進もうと言うことになり、倒れている寮生を横目に寮の中へ入るのだった。

すると

バッ！

寮「貴様ら、オーディションを通過した者たちだな！」

寮「正門にいた寮生はやられたか。だが、所詮やつらは小手調べ」

寮「今度は私たちが相手だ。そう簡単に我らが寮生たちのもとへたどり着けると思うなよ！」

エ「はあ〜！？呼び出したのはそっちだろ」

グ「わけがわかんねぇんだゾ！」

ユ「え？え？なんでこんな事になってるの？ポムフィオーレ寮って一体…………」

寮「油断大敵！くらうがいい！！」

ユ「え？うわ！？」

デュ「ユウ！！」

バッ！

また現れたポムフィオーレ寮の寮生達に構えられ混乱するユウ達。
すると、2人いる内の1人が油断していたユウに向かってマジカルペンを構えているのを見てデュースが駆けだそうとしたその時

「“弾けろ”」

バン！！

寮「な！？」

ユ「あわわ……た、助かった………今のもコトハちゃんが？ありがとうね」

ふるふる……

デュ「っ…………また………」

カ「どうしたデュース？拳を握りしめて」

デュ「い、いや、なんでもないっす……」

カ「？」

寮「私はここまでのようだ。無念……」

寮「最後までお前と共に戦えたこと誇りに思う……ガクッ！」

バタッ

エ「おいコラ！そっちから喧嘩ふっかけてきたくせに勝手に悲劇ぶんなよ！」

《強くしすぎたかな………》

グ「オメーは優しすぎるんだゾ！もっとやってもいいくらいなんだゾ！！」

ユ「コラグリム！また無茶言って！！」

ジ「おい、そういう話は後だ。次に進むぞ」

デュ「うっす！………それはそうとポムフィオーレって……ハント先輩といい、なにを言ってるのかよくわからない奴が多い気がする。これが、魂の資質の違いなのか……！？」

ジ「魂というより、価値観や美意識の差だと思うが」

《美意識の差………》

カ「あっはっは！ウチの学園っていろんなヤツがいて面白いよな〜！」

バタバタ！！

寮「いたぞ！選抜メンバーだ！」

寮「ポムフィオーレ寮生の誇りをかけてここは通さない！」

グ「ふなっ！また出てきた！コレじゃキリがねぇんだゾ」

ユ「何がなんだか〜！！」

挨拶とお知らせ♪→←episode.386

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す