episode.386 ページ47
コクリ……
《くせになる味ですね》
カ「そっか!美味かったんだな!!」
ジ「いや、無理して食べてくれたんだ。コトハ、今度オレが何か料理を作ってこよう。何が大好物か教えてくれる」
「?」
《あ、りがとう………ございます……?》
エ(なんかジャミル先輩がここぞとばかりに動き出してる…………こんなキャラだったっけ?)
言葉に話しかけるカリムを押しのけて自分の特技をアピールしだすジャミルを見て、部活の後輩であるエースは彼を見て不思議に思った。
すると
?「そこの5人と1匹。止まりたまえ!」
「!」
カリム達と話していると、急に呼び止められその方を向くとポムフィオーレ寮の寮生が2人立っていた。
デュ「僕たちのことか?」
寮「『VDC』選抜メンバーオーディションを通過した方々とお見受けする」
カ「おう!ヴィルに呼ばれてきたところだ。アイツのところまで案内してくれないか?」
寮「フッ……残念だったな。そうやすやすとここを通すわけにはいかない!!」
(え?)
全員「えっ?」
いつものように笑顔で寮生達に話しかけるカリムだったが、突然寮生達の顔つきが変わりマジカルペンを構えて戦闘態勢に入る。
その光景を見て皆は思わず呆然と立ち尽くしてしまった。
ポイッ
(あ、手袋)
寮「ポムフィオーレの門は、美と強さを兼ね備えた者のみが通ることを許されるのだ!さあ、私が投げた手袋を拾いたまえ!」
カ「なんだ?アイツ手袋を投げつけてきたぞ。どうしたんだ?」
ジ「ボーッとするな、カリム!来るぞ!」
寮「そちらから来ないならこっちからいくぞ!はあ!!」
パァアア!!
デュ「!危ないアジーム先輩!!」
突然の展開にジャミルが構えるもポムフィオーレ寮生はマジカルペンを構えて魔法を放つ。
放たれた魔法はまっすぐカリムに向かっていくのを見たデュースが駆け出したその時
「“弾けろ”」
パチン!
デュ「!?」
寮「な……!?わ、私の魔法が!!?」
カ「今のは………」
デュ「コトハ……か?」
コクリ
《うん、カリム先輩もデュースくんも怪我しなくてよかった》
デュ「………………………」
「?」
カ「なんかよくわかんねえけど助かったぜコトハ!ありがとな!!」
コクリ
エ「それで、戦うわけ?」
言葉が魔法を止めた事で驚愕するポムフィオーレ寮生にエースが問いかけると、彼らは先程までの戦闘意欲をなくし落ち着いていた。
寮「くっ……なかなかやるじゃないか」
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本気と描いてマジと読む - レオナが女じゃなくてちゃんと女性って呼ぶの育ちの良さ感じる (3月16日 22時) (レス) @page34 id: 653187292b (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 最初から最新話まで全部読んでとても面白いです特にジェイドとの掛け合いが好きで早く自分の気持ちに気づいて欲しいです、今後ジェイドって出てくる事ってないのでしょうか?それとイベントなどのお話はでないのでしょうか?これからも更新頑張って下さい! (12月27日 14時) (レス) @page47 id: 03fc316121 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 最初から最後まで読み切ってきました。所々(名前)になってないミスがあったり、誤字脱字等ございましたが、主人公との出会いの描写やヒロアカとの絡め方が大変興味深かったです。更新応援してます (5月14日 11時) (レス) @page10 id: 700750cf11 (このIDを非表示/違反報告)
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