episode.380 ページ41
様子がおかしい彼女にユウが問いかけると、言葉は首を傾げた。
その目線の先はオルトである。
オ「ずっと僕の顔を見てるね、何か気になる事があるの?」
コクリ
《……人間じゃないの?》
ユ「あー………そこが気になってたんだね」
コク
オ「!話てる事がわかるの?」
ユ「え、う、うん」
オ「そうなんだ!んー……僕の体にはまだ会話読み取りプログラムがインプットされてないから君の考えている事がわからないや。今度、兄さんに頼んでつけてもらうね!名前を教えてもらっていい?」
コクリ
クイクイ
ユ「あ、僕が紹介したらいいんだね。えっと、オルトくんこの子はコトハちゃん、ちょっとした事情で話せないんだ」
コクリ
オ「そうだったんだね!コトハさんの話は色んな所で聞くよ!今度、僕の兄さんと会って仲良くしてあげてね!」
コク、コク
オ「ありがとう!兄さんにもコトハさんの事話しておくね!!」
「……?」
コクリ
(何を話されるんだろ)
嬉しそうに兄の話をするオルトを見ては微笑ましく思いつつ、この短時間の会話で何を話されるのかと疑問に思い言葉が首を傾げていると
ヴィ「うるさいわよ、ジャガイモたち!」
バーーン!!
キラキラ!
デュ「うっ!眩しい!なんだこの輝きは……」
グ「目がチカチカするんだゾ!?」
(眩しい………)
突然、談話室に響いたヴィルが一喝した声に皆が彼の方を振り向くとポムフィオーレ寮の寮服を着たエペル、ルーク、そしてヴィルが立っていて神々しいオーラを放っていた。
ヴィ「この学園でアタシのことを知らない人間はいないと思うけど。現場の礼儀はまず挨拶から。アタシはポムフィオーレ寮長、ヴィル・シェーンハイト。『ボーカル&ダンスチャンピオンシップ』に出場するメンバーのプロデュースを任されているわ。これより、選抜メンバーのオーディションを始めます。ルーク、あとはお願い」
ル「ウィ、
(ルーク先輩だ)
ル「私はポムフィオーレ副寮長、ルーク・ハント。以後お見知りおきを」
グ「あっ、オーディション受付係の変なヤツだゾ。ポムフィオーレの副寮長だったのか」
ユ「コラ!!」
ル「これからみんなに課題曲を披露してもうらう。審査ポイントは歌唱・ダンスの2項目。オーディションは3人ずつ行うよ。名前を呼ばれた人から、部屋の中へ入ってくれたまえ」
ルークは一通り説明を終えるとヴィルと共にその場から去っていく。
129人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
本気と描いてマジと読む - レオナが女じゃなくてちゃんと女性って呼ぶの育ちの良さ感じる (3月16日 22時) (レス) @page34 id: 653187292b (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 最初から最新話まで全部読んでとても面白いです特にジェイドとの掛け合いが好きで早く自分の気持ちに気づいて欲しいです、今後ジェイドって出てくる事ってないのでしょうか?それとイベントなどのお話はでないのでしょうか?これからも更新頑張って下さい! (12月27日 14時) (レス) @page47 id: 03fc316121 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 最初から最後まで読み切ってきました。所々(名前)になってないミスがあったり、誤字脱字等ございましたが、主人公との出会いの描写やヒロアカとの絡め方が大変興味深かったです。更新応援してます (5月14日 11時) (レス) @page10 id: 700750cf11 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ