episode.379 ページ40
オ「このオーディションを受けることにしたんだ」
エ「えぇっ?歌声をプログラムで作るなんてそんなんアリ!?」
ユ「その発想はなかったなぁ……」
コク、コク
リリ「はっはっは!さすがは魔導工学の申し子と名高いイグニハイド寮長。面白いことを考えるのう」
ケ「結構アリかも!合成音声ソフトをプログラミングして曲作って動画上げるのメチャ流行ったし。エレクトロ・ポップとか、オレも結構好き」
グ「話が全然わかんねぇんだゾ」
《確かに難しいかも………》
ユ「僕もついていけないや……」
オルトやケイトの話を聞き、話がついていけず首を傾げる言葉とユウとグリム。
すると、ケイトが自身のスマホを取り出して3人に画面を見せてきた。
ケ「コトハちゃんもグリちゃんもユウちゃんもバーチャルアイドルとか見たことない?今、動画見せてあげるね。えーっと……ちょっと待ってね。無料動画を見るには企業CMを先に2つ見ないとダメなんだ」
《そうなんですね》
ケイトはささっとスマホを操作し、動画が流れるまでのCMを見せるとそこには可愛らしい少年が映し出された。
?『ねえ、一口飲めば願いが叶う魔法のドリンク……知ってる?』
『シュワっと弾ける、微炭酸。赤く色づく、恋の味。新発売。「レッドアップルソーダ」』
「?(綺麗な人……)」
ケ「あ、最近話題のドリングのCM。新発売の商品はおさえとかなきゃ。購買部、後で見にいこっと♪」
リリ「おお、このCMに出ているネージュというタレント。先日寮長会議で話題になったな。こやつも今度の『VDC』に出場するらしいぞ」
ユ「わあ、肌キレイ〜」
エ「えっ!この大会、そんな有名芸能人も出るんだ?」
デュ「マジで猛者が集結する大会なんだな。ますます本気で挑まねえと……」
ケ「出場できたら、ネージュくんと一緒に写真撮れたりするかなぁ?」
エ「ケイト先輩、まーたミーハーなこと言って」
ケ「だってネージュくんって、今一番ホットなマジカメグラマーだし。チャンスがあるなら記念に撮っときたいじゃん?ヴィルくんとネージュくんと一緒に写れたりしたらバズり間違いなしかも♪」
グ「オイ、ケイト〜!もっとスマホ下げてくれないと動画が全然見えねぇんだゾ〜!」
オ「僕に内蔵されてるプロジェクターで動画を壁に大きく投影してあげようか?」
「……………………………」
ユ「コトハちゃん?」
「……………………」
コテッ
じーとスマホを見ている言葉。
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本気と描いてマジと読む - レオナが女じゃなくてちゃんと女性って呼ぶの育ちの良さ感じる (3月16日 22時) (レス) @page34 id: 653187292b (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 最初から最新話まで全部読んでとても面白いです特にジェイドとの掛け合いが好きで早く自分の気持ちに気づいて欲しいです、今後ジェイドって出てくる事ってないのでしょうか?それとイベントなどのお話はでないのでしょうか?これからも更新頑張って下さい! (12月27日 14時) (レス) @page47 id: 03fc316121 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 最初から最後まで読み切ってきました。所々(名前)になってないミスがあったり、誤字脱字等ございましたが、主人公との出会いの描写やヒロアカとの絡め方が大変興味深かったです。更新応援してます (5月14日 11時) (レス) @page10 id: 700750cf11 (このIDを非表示/違反報告)
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