episode.362 ページ23
グ「おい！ユウ！言葉！絶対にオーディションで華麗なダンスと歌を魅せつけて「代表選手になってくださいグリム様」って言わせてやるんだゾ！」
エ「おーよ」
ユ「え〜………」
(凄く怒ってる………)
エ「……で、デュース。お前もオーディション受けるってどういう心境の変化？」
デュ「僕だってああまで言われちゃ腹が立つ！それに………ちょっとあいつの事が気になって」
《エペルさんのこと？》
デュ「ああ、あいつ僕とぶつかった時泣いてたんだ。嫌なのに無理やらされているんだとしたら優等生として無視はできない」
言葉は知らないが、メインストリートでエペルと出会った時の事を思い出したデュースがそう言うとエースが呆れた顔をして口を開く。
エ「自分で“優等生”って名乗っちゃってるとこが優等生じゃないと思うけど。確かにエペルって見るからに気が弱そうだし、渋々練習してんなら可哀想かもね。だったら、オレらがエペルよりカッコイイパフォーマンス見せて、オーディションでアイツを落とせばよくね？「真剣にテッペン狙ってないヤツが冷やかしに行くべきじゃない」だろ？やる気ねーってんならその席、オレらがもらおうぜ」
ユ「わあ、珍しくエースがやる気だぁ」
エ「はあ？それどう言う意味だよ」
淡々と話をするエースをからかうようにユウが口を滑らすとエースがうるさい、と言わんばかりにユウを睨みつける。
すると、ソワソワし始めたグリムが両腕をあげて何かを必死にアピールをした。
グ「よーし！じゃあまずはダンスの特訓から始めるんだゾ！ユウ、音楽かけろ！」
ポチッ！
とりあえず練習を始めよう、という事でグリムの指示通りエースのスマホを押す。
そこから課題曲が流れ、皆は動画を見様見真似で思い思いに踊りだした。
だが………
エ「ブハッ！デュース、お前簡単なステップもマトモに踏めてねぇじゃん」
デュ「なっ…………しょうがねーだろダンスなんかやったことねぇんだから！」
グ「ぐぬぬぅ〜手と足が同時に出ちまうんだゾ〜」
ユ「ん〜……エースはともかく2人がなぁ…」
《こう言ったらあれだけど、素人だけで練習するのは少し無理があるんじゃ……》
ユ「だよねぇ…」
3人のダンスを見て、ユウと言葉がそう話していた時だった。
カ「おっ？お前らもダンスかぁ？オレたちも混ぜてくれよ」
「！」
ユ「カリム先輩にジャミル先輩！」
グ「ふな、スカラビアのギクシャクコンビ」
ジャ「変なコンビ名をつけるな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
本気と描いてマジと読む - レオナが女じゃなくてちゃんと女性って呼ぶの育ちの良さ感じる (3月16日 22時) (
レス) @page34 id: 653187292b (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 最初から最新話まで全部読んでとても面白いです特にジェイドとの掛け合いが好きで早く自分の気持ちに気づいて欲しいです、今後ジェイドって出てくる事ってないのでしょうか？それとイベントなどのお話はでないのでしょうか？これからも更新頑張って下さい！ (12月27日 14時) (レス) @page47 id: 03fc316121 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 最初から最後まで読み切ってきました。所々(名前)になってないミスがあったり、誤字脱字等ございましたが、主人公との出会いの描写やヒロアカとの絡め方が大変興味深かったです。更新応援してます (5月14日 11時) (レス) @page10 id: 700750cf11 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
