episode.360 ページ21
エペ「え?」
ヴィ「貴女………」
「……………………」
ヴィルの腕がエペルを掴む寸前、エペルの腕を掴み行かせないようにする言葉。
そんな彼女の行動にエペルもヴィルも目を丸くして言葉を凝視していると
エ「ちょっとアンタ、寮長だかなんだか知らねーけどソイツ嫌がってんじゃん」
グ「出会い頭にジャガイモ扱いとはバカにしてくれるんだゾ」
デュ「お、おいお前ら揉め事は禁止って学園長にさんざん言われてるだろ!」
ユ「みんなとりあえず落ち着こうよ!」
オロオロ……
エペ「キミたち、待って!僕は大丈夫だから……」
ヴィルの言葉にカチンときたらしいエースとグリムを3人で止めようとするが、彼らは完全に頭にきているらしくヴィルを思い切り睨んでいた。
ヴィ「ふぅん、ジャガイモ風情がアタシに物申そうだなんていい度胸ね、食後のウォーキング代わりにちょうどいいかかってきなさい、女の子の前でマッシュポテトにしてあげる」
エ「しゃあ!やってやる!!」
ダッ!
グ「オレ様の実力を思い知るんだゾ!!」
ダダッ!
《エースくん!グリムくん!》
ユ「ちょ、やめときなって!」
デュ「クソッ!アイツら!!2人はここにいてくれ!僕が止めてくるから!!」
バッ!
ユ「ええ!?デュースまで!!?」
《みんなちょっと待って…!》
ユウと言葉の声を聞かず、ヴィルに向かって駆け出していく3人。
1対3だとこちらが有利だと3人は思っていたのだろう……だが
ドカッ!
グ「ふぎゃっ!」
バシッ!
エ「ぐえっ!」
ビシッ!
デュ「ぐはっ!」
バタッ!!
《みんな!?》
ユ「しゅ、瞬殺………」
ヴィ「全ての動きがドタバタしてて見苦しい、美しさがカケラも感じられない、100点満点中5点、次から喧嘩を売る相手はよく選ぶことね」
エペ「ああっ……みんな、僕のせいで……」
ヴィ「あら、アタシ。まるで悪役ね?でも………元はといえば、エペル。ホリデー中にレッスンをサボってたアンタが悪いのよ、「VDC」でファイナリストに選ばれるためにはまだまだ課題は山積み。楽をして一番に選ばれるなれるとは思わないで、さあ行くわよ」
エペ「う………」
ユ「あ……!」
次々とヴィルに倒され、地面に伏していく彼らを見て青ざめるエペルにヴィルは嘲笑いながらも彼に注意すると思い切り腕を掴んだ。
エペルは何か思うことがあるのかそれ以上抵抗する事はなく、彼に引きずられるように少しずつ歩いていく姿にユウは止めようとした。
すると
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本気と描いてマジと読む - レオナが女じゃなくてちゃんと女性って呼ぶの育ちの良さ感じる (3月16日 22時) (レス) @page34 id: 653187292b (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 最初から最新話まで全部読んでとても面白いです特にジェイドとの掛け合いが好きで早く自分の気持ちに気づいて欲しいです、今後ジェイドって出てくる事ってないのでしょうか?それとイベントなどのお話はでないのでしょうか?これからも更新頑張って下さい! (12月27日 14時) (レス) @page47 id: 03fc316121 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 最初から最後まで読み切ってきました。所々(名前)になってないミスがあったり、誤字脱字等ございましたが、主人公との出会いの描写やヒロアカとの絡め方が大変興味深かったです。更新応援してます (5月14日 11時) (レス) @page10 id: 700750cf11 (このIDを非表示/違反報告)
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