美貌の圧制者 147 ページ14
ト「知ってはいたけど、こりゃすごいな。それはそうとAはどこに……」
「すみませーん、ばぶーる1つお願いしまーす」
店「ば、ばぶーる？うち、たこ焼きの店なんだけど……」
ト「！？」
ぴ「ぴぃ………」
リ「ぴぃ助が完全に弱まっている……しばらくそこにいていいよ」
人混みで完全に小さくなるぴぃ助を頭に乗せていると、リドルの傍にシルバーとセベクがやって来た。
シ「リドル、様子を見に来てくれたのか？予定通り、コロシアム裏に待機列の形成を開始した……ん？そのドラゴンの赤ん坊は……？随分と弱っているようだが………」
リ「オンボロ寮の監督生の使い魔として学園に滞在しているドラゴンさ。この人混みで参っているみたいだから大丈夫だよ。それで、今の状況は？」
セ「なんなのだ、この混雑は！捌いても捌いても、うじゃうじゃと湧いてくる！人間どもめ！」
リ「セベク。いつも言っているけれど、その「人間」という呼び方はやめないか、学園の品位に関わる」
シ「リドルの言うとおりだ、第一、お前だって半分は“そう”だろう。お前の無礼な発言は、マレウス様やリリア先輩にもご迷惑をかける。重々気を付けろ」
セ「なっ…………偉そうなことを言うなシルバー！！！！！」
グ「コイツの声、デッケー！耳の奥までビリビリくるんだゾ！」
ト「さすが、運動部の1年生は威勢がいいな」
「ばぶーるうめぇ」
パクパク
ト「…………………」
叫ぶセベクにグリムは耳を伏せながら、彼を睨みつけてトレイも苦笑いしているとその間にAはたこ焼きを買っていてもぐもぐと食べていた。
すると、リドルが周りを見渡して……
リ「混雑を見越して、ボクが意思疎通のしやすい馬術部を中心に、多めのスタッフを配置したつもりだったけれど…」
シ「その判断は正しかったな。だが開場直後でこの賑わい………今の人員ではやら心許ないかもしれない」
セ「『VDC』は若様もご観劇なさるのだ！！！！不手際があっては末代までの恥！！！」
ぴ「ぴぎぃい………うるちゃあああい！」
ぴょい！
がぶがぶがぶ！！
セ「いたっ！？っ……貴様この赤ん坊め！僕の髪を噛むな！！離れろ！！」
ぴ「ぴぎぃい！ぴぎぃいいい！！！」
シ「セベク、赤ん坊相手に怒るな。そんな至近距離で大声を出されたら誰だって怒るに決まっているだろ」
セ「イチイチ僕に命令をするな！おい赤ん坊！いい加減僕に噛み付くのをやめろ！！」
ぴ「ぴぎゃあああ！！」
リ「2人ともやめないか！」
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アイオラ(プロフ) - だいちゅき…続き楽しみです‼︎ (2023年4月2日 7時) (
レス) @page29 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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