美貌の圧制者 97 ページ10
グ「いいヤツすぎてオレ様耳の後ろがムズムズする」
カ「えぇ？なんか変なこと言ったか？オレ？」
エペ「変ではないですけど、この学園にいる他の人たちとはちょっと違う感じがする………かな？」
「変なヤツしかいないもんな」
ジ「変なヤツの代表みたいなヤツが何を言う？」
カリムの雰囲気を見てきて、一同があれこれ言っているとカリムはあっけらかんと答えた。
カ「あ、そういやオレ。この学園に2ヶ月遅れで途中編入してきたんだ。それとなんか関係あんのかなぁ？」
全員「えっ！！！？」
「何してんだ闇の鏡ぃいいい！！！」
エ「いや、キレる相手」
エペ「この学園、編入なんか出来るんだ…………」
カ「そんなに驚くことか？Aだって特別編入だろ？」
「特別も特別、学園長自ら土下座して「入学してください」と頼まれたんだぞ」
カ「そうだったのか！？すげーな！！」
グ「嘘つくんじゃねーんだゾ」
ジ「そしてカリムは普通に信じるじゃない」
エ「ナイトレイブンカレッジって、闇の鏡に魂が選ばれたヤツしか入れないんじゃないの？」
カ「うん、でもジャミルが地元を離れて1ヶ月くらい経った頃、ウチに突然学園から入学許可証が届いたんだよ。選定漏れだが、特別枠だが忘れちまったけど、その後すぐに黒い馬車がオレを迎えに来たぜ」
デュ「後から魂の資質が認められたってことか………？」
ジ「フン、そもそも闇の鏡が魂の資質で生徒を選ぶことすら本当かどうか疑わしい」
ニコニコしながら答えるカリムに対して、眉を寄せて不快そうな顔をするジャミルがそう言った。
コソッ
ジ「あの学園長のことだ、どうせアジーム家からの寄付欲しさに裏口入学を決めたんだろうさ。おかげでこっちは自由な学園生活がパァだ」
「PTAとRSAに報告ッスね」
ジ「！？」
カ「オレはこの学園に来られて、毎日楽しいぜ」
「僕も毎日楽しいですよ、ハーツラビュル寮の「なんでもない日」のパーティーのケーキ食べ放題で美味しいし、サバナクロー寮の寮生を追いかけ回すとストレス発散になるし、オクタヴィネル寮の放課後にたまにするたこ焼きパーティーをアズール先輩の目の前ですると面白い顔を見れるしスカラビア寮の宴でタダ飯にありつけるし……毎日最高！」
カ「毎日楽しそうで何よりだぜ！！」
エ「お前、そろそろ各寮から出禁くらうんじゃね？」
カ「でも毎日楽しい事はいい事じゃないか！ジャミルとも改めて友達になれたしな！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
