美貌の圧制者 94 ページ7
カ「ぴ、ぴぃ助！ほらクラッカーだぞ！美味しいぞ〜！！」
エペ「りんごジュースもあるよ！」
ぴ「けーき！けーきがいいのぉおお！！ぴええええええ！！！」
ギュルルルル！！！
エ「やべえ！めっちゃ回転してるんだけど！？どうすんのこれ！？」
デュ「またクローバー先輩に頼むから今は泣き止んでくれ！！」
ジ「おい保護者！静かに見てないでなんとかしろ！！」
「へいへい」
小さい竜巻が出来る程泣きながら回転するぴぃ助に皆が慌てる中、Aは冷静に懐から何かを取り出すとぴぃ助の口目掛けて突っ込んだ。
それは何かというと………
ズボッ！
「秘技！おしゃぶりの術！！」
エ「秘技だせえ！！」
ぴ「………ちゅぱ、ちゅぱ」
エースにダサいと言われつつ、Aがおしゃぶりを口に入れた事によりさっきまで泣きながら暴れまわっていたぴぃ助がピタッ！と動きを止めて、もごもご口を動かしながらおしゃぶりを咥えていた。
グ「ふぅ〜……落ち着いたみたいなんだゾ……」
デュ「すまないぴぃ助！俺が不甲斐ないばかりに！！」
エペ「え……そんな泣くほどの事？」
カ「それにしても、やっぱり赤ん坊だな！うちの下の兄弟が赤ん坊だった時の事を思い出すぜ」
ジ「手がかるがな」
エ「つかぴぃ助だって食べない方がよかったって、あのケーキ。ヴィル先輩のユニーク魔法がかかってオレたち倒れたんだから」
ジ「ヴィル先輩のユニーク魔法、だって？」
グ「おう、食い物に“呪い”を仕込めるっていうおっかねえ魔法だったんだゾ！」
「そん時の顔もかなりおっかなかったですよ」
ジ「おい、先輩に言うぞ」
カ「食べ物に、呪いィ！？」
グ「これから『VDC』当日まで、なにか口に入れるたびに呪いがかかってんじゃねーかってビクビクしちまいそうだ」
「呪いが怖くて飯が食えるか！！」
グ「胃袋が鉄みてーなヤツに言われても説得力ないんだゾ！！」
ジ「前から思ってたんだがAのその食に対する熱意は一体何なんだ…？」
エ「気にしたら負けっすよ」
カ「オレ、毒ならだいたい気付けるけど呪いはさすがに気付けないかもなー」
ジ「魔力を使用すれば多少の
カ「ふーん、じゃあ魔法の探知能力を磨けばわかるようになるってことか」
ジ「ま、鈍感なお前に習得は難しいかもしれないな」
カ「えーなんだよそれ、やってみなきゃわかんねーだろ〜？」
「ふん！僕なんか毒だろうが呪いだろうが全てくらい尽くす！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
