歪みの国の少年少女 13 (ページ49)

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美貌の圧制者 136 ページ49

リ「トレイのケーキが目的だったの……？」

Aの言葉を聞き、半笑いのトレイと驚愕して目を丸くするリドル。
すると、グリムが

グ「そんな事より、ジッシューって？どんなことするんだゾ？」

リ「(そんな事……)行政組織内にある特殊チームでの実習を希望する人もいるし、遺跡の発掘や調査、古文書の解読などを希望する人もいる。一般の魔法関連企業のインターンに出る場合もあるよ」

「行政組織内にある特殊チーム？」

ト「ああ、そういえばAは魔法がない世界から来たんだったか？」

「はい、多分」

ト「多分？まあ、それじゃあ馴染みがなくても仕方ないよな。ツイステッドワンダーランドの消防や警察組織には魔法士のみで編成されたチームがあるんだ。そのエリートチームの中でも一際優秀な魔法士を集め様々な要請で特殊任務につく国際機関魔法機動隊(マジカルフォース)は、小さい頃から憧れているヤツが多いイメージだな」

グ「エリート！！オレ様も大魔法士になればその魔法機動隊(マジカルフォース)ってのになれんのか？」

リ「モンスターが入隊したという話は聞いたことがないけれど、多様性ください時代だからね……努力によっては、可能性があるかもしれない」

「魔法士ってのも色んな職業があるんだな」

リ「ふっ、現代の魔法使いは箒で空を飛べるだけじゃダメだということさ。キミたちも将来のことを考えて、規律を守ってしっかり勉学に励むことだね」

ぴ「はーい！」

バリボリバリボリ！！

ト「はは、ぴぃ助いい返事だな。柱さえ食べてなかったら偉いんだが……」

リ「何を食べてるんだい！？」

いつの間にか柱を食べ出しているぴぃ助にトレイは苦笑いして、リドルが目を丸くして驚く中Aはぼーと空を見上げていた。

グ「うへぇ、オメー本当に二言目にはそればっかなんだゾ〜」

リ「質問をしておいてなんなんだい、その言い草は。失礼な」

ト「ははっ、1年生のうちは将来のことなんて言われても実感わかないよな」

「そんな事ないですよ、僕も僕なりに将来の夢考えてますよ」

リ「そうなのかい？」

ト「へえ、ちゃんと考えているのか。ちなみにその夢ってなんなんだ？」

「僕は将来、探偵になりたいです」

トリ「「探偵？」」

トレイの話を聞いて、珍しくムッとした表情をして夢があるというAにリドルとトレイが興味ありそうな顔をしながら聞く2人に彼女はそう答えた。

その言葉を聞き、2人は声を揃えて同じ言葉をいう。