美貌の圧制者 125 ページ38
ク「『VDC』は音楽発表会、他校がどんな曲をチョイスしてくるかは当日まで伏せられますが…………この仕上がりは確実に優勝を狙えるクオリティです。シェーンハイトくん、NRCトライブのみなさん。必ずやロイヤルソードアカデミーに打ち勝ち世界中にその美しさを示してください！」
全員「ハイッ！」
「これで別の学校が優勝したらどうするんだろうな」
グ「確かに」
ぴ「ねー」
ク「ちょっとそこぉ！！余計な事は言わない！！」
コソッ
カ「なんか、今日の学園長やたら熱入ってねぇ？」
コソッ
ジ「あの人のことだ、俺達が優勝すれば学園の宣伝になるとでも思ってるんだろ」
ク「そうだ、みなさんにこれをお渡ししておきます」
カリムとジャミルがハイテンションなクロウリーを見てコソコソ話をしていると、彼は何かを思いだして懐から数枚の紙、よく見るとチケットを取り出した。
「なんだ、マドルじゃないんだ」
ク「なんでマドルを渡すんですか、普通に考えても違うでしょ！これは『ボーカル＆ダンスチャンピオンシップ』関係者席のチケットです。『VDC』の観客席は、毎年大人気のプレミアチケット。開催校の特権で関係者席をわずかばかりご用意しています、お友達やご家族にどうぞ」
「はい！お友達や家族がいない場合はどうしたらいいですか！？」
ク「そんな悲しい事をサラッと言わないでくださいよ…」
エ「はあ！？お前本気で言ってんの！？オレらなんなわけ！！？」
デュ「僕達はマブじゃなかったのか！？」
ジ(エースとデュース、Aの発言のせいで普段照れてしまう事を普通に言ってる事に気づいていないんだろうなきっと)
カ「学園長や2人の言うとおりだA！オレ達友達だろ！」
「お前なんか友達じゃねえよバーカ！！」
ク「はいはい、仲が良いのは結構ですがチケット配りますよ〜」
微笑ましいようなそうでないような光景を眺めながらクロウリーは、数枚のチケットをメンバー全員とAに手渡していく。
受け取ったチケットを見てカリムが嬉しそうにこう言った。
カ「おお〜ありがとな、学園長！ウチのとーちゃんとかーちゃんは、地元の映画館を何件か貸し切ったって言ってた。使用人や親戚を集めて生中継を一緒に見るんだとさ」
ジ「総合文化祭には遊びに来ると言ってたし、妹にでもやるかな。身内が見ていると思うと、少し落ち着かないが」
「ジャミル先輩、妹さんいたんですね。ぜひ紹介してください」
ジ「断る」
カ「ジャミルに似てるんだ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
