美貌の圧制者 102 ページ15
エペルが出ていったのを見て、デュースは名前を呼びぴぃ助は追いかけたが寸前で扉が閉まってしまい思い切り顔を打ち付けてしまう。
あまりの痛さにぴぃ助が泣き出す中、ヴィルは扉から視線を外す。
ヴィ「放っておきなさい、これくらいで挫けるようならそんなメンバーはこっちからお断り」
デュ「………その言い方はないんじゃないですか？あいつはあいつなりに、歌も踊りも頑張ってました。なのに…………」
「お黙り！」
バシィイ！
デュ「ぶ！？な！？て、テメェA！なにしやがる！！」
デュースが言い終わる前にAがルークから取り戻したハリセンで思い切り彼の頭を叩く。
まともにくらったデュースは頭をおさえるも、怒りが頂点に達しAの胸ぐらを掴んで怒鳴るも再び頭に激痛が走った。
ドガッ！
デュ「がっ！？」
ヴィ「レディにする行いじゃないわよ。その手を離しなさい。それと………努力すれば報われるだなんて、甘えないで！！」
ジデュ「「！！」」
「おい、聞いたか？僕レディ扱いされたぞ」
エ「よかったな」
ヴィ「だいたい新ジャガ2号、アンタは他人を心配してる余裕があるの？ダンスも歌も他のメンバーにかなり遅れをとってる。同じ時期にダンスを始めた新ジャガ1号に比べても差は歴然。自分が足を引っ張てる自覚、ないとは言わせないわよ」
デュ「それは…………っ」
ヴィ「チームきってのお荷物が、1丁前な口をきかないで」
デュ「…………………………すんません」
ヴィルにキッパリと言われ、デュースは否定できず歯を食いしばって謝罪をする。
すると、呆れた顔をしたエースが口を開く。
エ「あーあー怒られた。だから余計な首突っ込むのやめとけっていつも言ってるじゃん。お前、バカだし要領よくないんだからさぁ」
デュ「………………ッ！！うるせぇな！！わかってんだよ、そんなことはッ！！」
エ「えっなんで急にキレてんの」
デュ「“要領がいい”お前には、わかんねぇよ！」
バタバタバタバタ！！
バタン！！
エースの言葉に限界がきたのか、デュースはエースに八つ当たりするように怒鳴るとエペルのように部屋を出ていく。
残されたエースはポカンとした顔をした後、一気に怒りが頂点に達する。
エ「はぁ〜〜〜〜〜？なんだよあれ、意味わかんね」
「あれはないわ」
ぴ「ないない！」
グ「エース、オメーもうちょっと相手の気持ち考えたほうがいいんだゾ」
エ「お前らにだけは言われたくねえよ！」
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