真紅の暴君 45 ページ46
するとケイト達は一斉に挨拶をして徐々に姿を消していった。
「ほぉ、魔法って間近でみるとやっぱりすごいものだな」
エ「結局、ケイト先輩全員Aの餌食になったな」
デュ「Aが作業の合間合間にダイヤモンド先輩1人ずつにペンキを塗りたくるからどうしたものかと思ったが……無事に作業が終わったからよかった」
グ「途中、逃げるケイト達を追いかけるAにはビビったんだゾ……」
ケ(後でオレくんたちお風呂いれてあげなきゃ……ペンキってすぐとれるかな？)
「早くパーティ会場に行きましょう、ケイト・ダイヤモンドさん」
ケ「あ、はい」
ーハーツラビュル寮 パーティ会場ー
赤いバラに囲まれパーティ会場には真っ白なテーブルクロスがかけられた各テーブルの上に色とりどりのお菓子やケーキ、そしてティーポットとカップが並べられ、ハーツラビュル寮生達がそれぞれの席についていた。
すると音楽が会場全体に鳴り響き、1人の寮生が立ち上がる。
男「我らがリーダー！赤き支配者！リドル寮長のおなーりー！」
(大奥か)
寮生達「リドル寮長、バンザーイ！」
(選挙か)
所々突っ込みたい部分があったがAは黙って寮生達の姿を見つめる。
しばらくするとトレイに連れられて白を基調とした赤、黒の衣装に肩には黒いマントをかけて頭に小さな王冠を乗せたリドルが現れた。
リ「うん、庭の薔薇は赤くテーブルクロスは白。完璧な『なんでもない日』だ。ちゃんとティーポットの中に眠りネズミは入ってるんだろうね？」
ト「もちろん、もしもの時の鼻に塗るジャムも万全です」
リ「よろしい」
「眠りネズミ？」
今まで黙っていたAだったがトレイとリドルの会話に出てきた眠りネズミという単語が気になり、近くに置いてあったティーポットの蓋を開けて中を覗き込む。
中には本当にネズミが入っており、眠たそうにして欠伸をし始めた。
ネ「ちゅー……」
「…………………正気か！」
ケ「！？え？な、なにどうしたの急に？」
「お気になさらず」
ケ「あ、う、うん……」
グ「ふわっ！なんだあの服！かっけーんだゾ！」
ケ「ふふーん、かっこいいっしょ。ハーツラビュルの寮服！流行も押さえつつ、マジカメ映えもバッチリ☆というわけでオレもお着替え」
パアァア！
ケイトは言うなり、自身に向けてマジカルペンを振ると辺りが光だし服装が寮服に変わる。
ケ「パーティの日は正装ってハートの女王の法律でも決まってるからね」
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零(プロフ) - これって、記憶が戻ったりしないんですか？ (2022年8月8日 16時) (
レス) @page1 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - ここさん» ここさん、こんにちは(*´ω｀*)早速読んでくださったんですね！ありがとうございます！！私ももう１度ここさんの小説読み返してます（笑） (2021年4月22日 12時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - るーるるさん、先日は作品にコメントくださいましてありがとうございました^ ^このお話、とっても面白いです！会話のテンポも良くて、面白くて^ ^まだ途中までしか読めていませんが続きが楽しみです^ ^お互い頑張りましょう♪ (2021年4月22日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - 推しに会いたい？さんありがとうございます！これからもそんな感じで頑張っていきますので応援よろしくお願いします！！ (2021年3月4日 19時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
推しに会いたい?(プロフ) - ケイトくんのシーンが面白かったです。着ぐるみも含めて←頑張ってください！ (2021年3月4日 18時) (レス) id: be69859924 (このIDを非表示/違反報告)
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