真紅の暴君 31 ページ32
グ「落ち着いて思い出してみれば黄色いベストを着てたから、アイツ鯖の寮のヤツなのだ」
デュ「鯖……サバナクロー寮のことか、もしかしてナイトレイブンカレッジって不良が多いのでは……？」
エ「そんでまたAはサバナクロー寮生の獣耳を触ったと」
「ふわふわしてたぞ、今度触ってみたらどうだ？」
エ「一生触んねーよ………うし、かなりたくさん拾えたしこんなもんっしょ。トレイ先輩のとこ持って行こーぜ！」
グ「にゃっはー！タルト楽しみなんだゾ〜」
「こっちのバケツ血なまぐさいな」
デュ「Aが素手で殻を割って血だらけにした栗が入ってるからな」
グ「オイ！今からタルト作るのに血なまぐさい話するんじゃないんだゾ！！」
ー大食堂 厨房ー
ト「お帰り、ずいぶんとたくさん拾えたな」
「こっちのバケツは血だらけ栗なのでかなり水洗いした方がいいですよ」
ト「詳しくは聞きたくないが喧嘩でもしたのか？」
一同はトレイが待機していた大食堂の厨房に足を運び、1人1つ、Aだけは2つあるバケツの中にある栗を渡す。
その数を見てトレイが微笑ましそうにしているとグリムが手足をバタバタさせてトレイに詰め寄る。
グ「これならでっけータルトが作れるんだゾ！」
ト「まあその分、これだけの量を剥くのは大変だと思うが……頑張れよ」
デュ「これ全部か………気が遠くなるな……」
「そうか？簡単だろう」
バギィ！
「ほら」
デュ「だから素手で剥くな！！」
エ「また血だらけ栗になったじゃん！」
グ「食欲失せる事するのやめるんだゾ！！」
ト「血だらけの理由はそこか……とりあえずお菓子作りは下ごしらえが大切なんだ」
トレイは血だらけのAの手をとり水道に移動して水を流しながら手を洗ってやる。
その間にお菓子作りのなんたるかを話すとエースがやけくそに叫んだ。
エ「へーへーわかりました！こーなったらとことんやってやろーじゃん！！」
そこからは栗の皮を剥く作業が始まりグリムとデュースは魔法で、エースとAは手(もちろん手袋付き)での作業となった。
エ「どーよ！めっちゃ綺麗に剥けてね？」
グ「ふん！オレ様の方が綺麗で早く剥けてるんだゾ！！」
デュ「僕だって負けてない！！」
ト「はは、お前たち元気だなー。Aはどう………」
ヒュンヒュン！！
ト「……………………………」
誰が1番綺麗に剥けてるかで騒ぐ1年生達を見てトレイが笑いながらAの方を向くと彼女はひたすら素早く皮を剥いていた。
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零(プロフ) - これって、記憶が戻ったりしないんですか？ (2022年8月8日 16時) (
レス) @page1 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - ここさん» ここさん、こんにちは(*´ω｀*)早速読んでくださったんですね！ありがとうございます！！私ももう１度ここさんの小説読み返してます（笑） (2021年4月22日 12時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - るーるるさん、先日は作品にコメントくださいましてありがとうございました^ ^このお話、とっても面白いです！会話のテンポも良くて、面白くて^ ^まだ途中までしか読めていませんが続きが楽しみです^ ^お互い頑張りましょう♪ (2021年4月22日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
るーるる(プロフ) - 推しに会いたい？さんありがとうございます！これからもそんな感じで頑張っていきますので応援よろしくお願いします！！ (2021年3月4日 19時) (レス) id: a237b45332 (このIDを非表示/違反報告)
推しに会いたい?(プロフ) - ケイトくんのシーンが面白かったです。着ぐるみも含めて←頑張ってください！ (2021年3月4日 18時) (レス) id: be69859924 (このIDを非表示/違反報告)
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