スケアリーモンスターズ 21 ページ37
今にも動き出しそうなドラゴンがリアルに描かれていていた。
デュ「すげえ！鱗も1枚1枚描いてる！？」
エペ「たげかっけえ！！」
ジャ「いやクオリティの差ありすぎだろうが！！しかもこんな数分間で描けるもんじゃねえだろそれ！？」
ヴィ「その絵のクオリティは大したものだけど、ただドラゴンを描いただけで衣装の参考にならないじゃない。アンタ、本当自由ね」
「えへん」
ヴィ「まあいいわ、学園長次に行きましょう」
ク「あ、は、はい………次は………ハーツラビュル寮のみなさんが選んだ植物園が近いですね」
Aのクオリティを軽く褒めた後、ヴィルは流すようにクロウリーに言うとクロウリーは戸惑いながら次の目的地である植物園に向かうよう促すのだった。
ー植物園 亜熱帯ゾーンー
一同が植物園につくと、いつもとは違った光景が目に入りいくつもの墓とかぼちゃが飾られていた。
その光景に皆は唖然としていると、リドル、トレイ、エースが現れる。
リ「みんな、よく来てくれたね」
ト「ハーツラビュルのハロウィーンゆっくり見て行ってくれ」
「来ちゃいましたーおいエース、サボってんじゃねえぞ」
エ「なんでサボってんの確定なんだよ！全然サボってねーし！てかなんで運営委員じゃないAがいんだよ！お前こそ何してんの！？」
ジャ「オンボロ寮でも、みんなで衣装を着たいから参考に各寮回りたいんだとよ」
「見ろ、ディアソムニア寮で描いたドラゴンだ」
エ「全然参考にしてねえ！！」
リ「エース、騒ぐのはおよし。A、自分達の衣装を作るのに参考のため、各寮を見て回るなんて素晴らしい事だ。ぜひハーツラビュル寮を見て行っておくれ」
ト「凄いな、このドラゴン…ただ上手いなんてレベルじゃないし、何よりこの迫力……今にも動き出しそうだ」
エ「なんでオレが注意されんの！？なんなのマジで！！」
エースの声も虚しく、彼に優しい声をかける者もおらずヴィルの呆れたような冷めたような視線をあびて改めてエースは植物園の方を見て口を開く。
エ「ハーツラビュルの飾り付けのテーマはずばり“墓地”！」
ケ「そして、オレたちの仮装のテーマはー…………」
エースの説明の後、ケイトの声がして皆がその方を向くとそこにはハーツラビュルの仮装に身を包んだケイトとデュースが現れた。
2人の仮装は
ケ「じゃーん、スケルトンでーす♪」
デュ「土の中から根性で蘇ったゴーストです！」
マ「スケルトン……つまり骸骨か」
「この骨！」
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