熱砂の星２ (ページ43)

今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:10,728 hit

星86 ページ43

カ「シルバー起きたか！お前もステラ達の事秘密にしてくれ！」

シ「ステラ………？よくわからないが、わかった」

ジ「それ結局わかってないじゃないか！！」

シ「すまない………」

「……………………」

ジョ「ヌゥ！」

「確かにこの人、ずっと眠たそうだね。寝不足なの？」

シ「いや……こういう体質なんだ」

「変わった体質だね」

シ「そうだ……な………すぅ………すぅ………ZZZZZZZZZZZZZZZZZZ」

ジョンとステラがシルバーに話しかけるも、彼は話の途中に小さく欠伸をしたかと思えばまた深い眠りについた。
シルバーを見届けた後、ステラはジャミルの方を向く。

「ジャミルにはお友達がいっぱいだね！」

ジ「どうしたんだ急に？」

「羨ましいなって思って」

ジ「羨ましい……？」

リドルがジョンに話しかけ、それにラギー、カリムが加わり傍でシルバーが寝ているという光景を横目にステラがジャミルに言うと、彼は首を傾げた。

「だってね、ステラずっと一族のみんなと暮らしてたから友達いなかったんだもん。色んな人とお話できるのいいなぁって思って」

ジ「………………………(友達……か)」

ジョ「ヌゥ…………………」

リ「ジョン？どうしたんだい？」

ジョ「ヌーヌ」

ジャミルとステラの会話を聞いていたらしい、ジョンは彼女達の方を向いて難しい顔をしているとリドルがジョンの表情に気づき聞いてみるも、彼は首を横に振るのだった。

ーロナルド事務所ー

「でねでね！リドルって女の子みたいな顔してるんだけど怒った時の顔がすっごく怖いの！！ジョンには優しくて聞いたら動物が好きなんだって！ラギーは最初嫌なヤツって思ってたけど、話したら面白いお話たくさんしてくれたんだ！ずっと聞いていたいくらい！シルバーはずっと寝てたからよくわかんないけど、顔が凄くかっこよかった！絵本にでてくる王子様みたいで！！」

ド「そうか、そうか、ステラは素敵な友達が出来たんだねぇすなぁあ………」

ジョ「ヌーーー！！？」

ロ「なんで砂化してんだよ」

ステラがロナルドの事務所に戻ってくるなり、ジャミルとその他2年生達と仲良く出来たのが余程嬉しかったのかドラルクに楽しそうに話をするも、彼は可愛い親戚が会った事もない男達と仲良くなっていくという現実に怒りもあるが死にたくなる歩度、悲しくなり微妙に砂化していく。

ロ「つか、今日はジョンも行ってたんだな」

ジョ「ヌウ」