ゴーストマリッジ 86 ページ8
エペ「えっ、お………僕！？(急にこっちに話ふってきた！)」
エ「人に聞いたんだから、自分の話もしなきゃね。エペルは地元で好きな人とかいた？」
エペ「えっと………」
ぴ「エペルンいたの！？だれ！？どんなやつ！？ねえ！ねえ！！」
グ「食い気味過ぎるんだゾ」
エ「なんだよ〜隠すなよ〜一緒にタキシード着た仲だろ〜？」
デュ「タチの悪い絡み方だな、どうしてさっきから人の恋愛話を聞きたがるんだ？」
ぴ「ふりんだ！ふりん！！」
デュ「ふ、不倫？」
エ「うがぁあああ！！！」
ぐぃいいい！
ぴ「ぴぎぃいいい！！！」
不倫とまで言われて、エースは怒り狂うとぴぃ助の頬を全力で引っ張る。
もちろん、ぴぃ助も思い切り抵抗をしていた。
ジャ「多分、しゃべっている間に自分以外の奴が片付けを済ませればいいと思ってるんだろ」
《あ、興味があったわけじゃないんだね》
ジャ「からかいネタとしては興味はあるんじゃねえか」
デュ「なるほど、せこくてエースらしい」
エ「お前らだって人の話は気になるだろ！」
ぴ「がぶがぶがぶ！！」
エ「ぴぃ助は人の頭に噛み付くな！！」
ジャ「俺はエースよりもぴぃ助の言動がヤバい気がするが……」
《Aちゃんがいないからなのかな？》
ジャックやデュースが覚めた目で見る中、エースはまだ頭にかぶりつくぴぃ助を剥がそうとしながら再びエペルの方を向いた。
エ「告られたことある？好きな相手がいたり？それか付き合ってたヤツがいたとか！？」
エペ「……………………」
全員「………………………！」
エースに質問され、戸惑っていたエペルだったがよく見るとこの場にいた全員が自分に視線を向けている事に気づきさらに戸惑う。
エペ「………すっごくワクワクしてるところ言いにくいんだけど………僕の地元は人口が少なくて、そばにいたのはすごーく歳の離れた人ばかりだったんだ。同じ歳ぐらいの人と話すようになったのはナイトレイブンカレッジに入学してからだし………ほぼ農……家業の手伝いばかりしてたからドキドキするような話は全然ない………かな」
エ「お前も浮いた話はナシかよ」
エペ「期待にそえなくてごめん」
ぴ「エペルンはわるくないよ！わるいのはえーちゅだよ！」
エ「いい加減にしろやクソガキぃイイ！！」
ぺちゃ！！
ぴ「ぴぇえええ！！！」
デュ「ぴ、ぴぃ助！？エース！いくらなんでも投げつけるなんて酷いじゃないか！ぴぃ助泣いてしまっただろ！！」
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