ゴーストマリッジ 85 ページ7
エペ「うう〜ん……どうだろ………完全には否定できない……けどね」
エ「ジャックもすぐにフラれてたしパッと見が怖いやつってモテないのかね」
デュースの話の流れからジャックの話になり、エースが首を傾げながらそういうとジャックは眉を寄せた。
ジャ「余計なお世話だ、俺は別にモテなくたっていい」
エ「お？なんだよ、負け惜しみ？」
ジャ「そうじゃねえ、俺たち狼の獣人属は……」
ぴ「ずゅくぢょ(熟女)がすきなの！？」
男子全員「ぶっ！！？」
『熟女？』
ジャ「ちげええ！！誰が熟女好きだ！！また変な言葉覚えやがって！！！」
オ「熟女が好き………ってことはジャック・ハウルさんは40代以上の大人の女の人が好みってことなんだね。兄さん風に言うと年上好き？」
ジャ「だからちげえって！！俺たち狼の獣人属は大切にする相手は生涯1人って決めてるんだ、両親も祖父母も、起きてから寝るまで…………散歩も飯もずっと一緒だ。俺も恋愛する時がきたら、ソイツと添い遂げたいと思ってる。だから、たくさんの奴に好かれる必要なんかねえよ」
エ「お………………重い〜〜〜〜っ！」
熟女好きと言われ、なんとか否定した後ジャックは拳を握りしめながら彼の恋愛論(？)を語ると皆は唖然とし、ようやく口を開いたエースは叫ぶようにそう言った。
エ「まだ学生のうちから「添い遂げる」とか…………恋愛を深刻に考えすぎでしょ！」
デュ「そもそも、就職も決まってないのに結婚を前提にしていいのか？」
グ「めんどくせ〜！オレ様、ジャックと付き合うのは絶対に嫌なんだゾ」
ぴ「ぢゃあだれがいーの？」
グ「誰が良いとか言う話じゃないんだゾ」
ジャ「お前らには関係ねぇだろっ！」
エペ「えっと………女の子的にどう？」
《いいと思うよ》
エデュ「「え！！？」」
ジャックの恋愛論を聞き皆がうんざりやら疑問やら思い浮かべる中、エペルが言葉に聞くと彼女はあっさり良いと言い出したので驚きの声をあげる2人。
グ「え〜……ずっと相手が傍にいるんだゾ〜？」
《それも人それぞれだろうけど、あっちやこっちってフラフラしてる人よりかはいいなって私は思うかな》
ぴ「よかったね！」
ジャ「お、おう…………いやいや！何がだ！？」
デュ(そ、そう言うのがいいのか女子は！？重たいのがいいのか！？)
エ「ま、まあ……人それぞれだよな！それよりも、やっぱモテんのはエペルみたいなタイプか。怖がられない見た目で、将来有望な美少年！」
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