Girls'★ fantasy 3

ゴーストマリッジ 80 ページ50

ク「はいはい、ありがとうございます。それで1年生諸君、寮に帰る前に『結婚式場』の片付けをお願いします」

1年生「ええ〜〜〜〜！？」

エ「1年生って……タキシード隊のオレとエペル、別件で動いてたコトハはとーぜん免除っすよね！？Aは別にいーけど！！」

「ああん？」

なぜか1年生だけで片付けを命じられてしまい、エースが抗議するもクロウリーは聞く耳持たず。

ク「いいえ、1年生“全員”です。私、生徒は平等に扱う教育者の鑑ですから！」

エペ「そんなあ………」

エ「勘弁してくださいよーオレ今日は頑張りすぎてもうヘトヘトなんすけど」

ポン！

「もう少しの辛抱だ、頑張れ」

エ「半分以上はお前がめちゃくちゃにしてんだよ！！」

ク「確かに大活躍でしたが………それはそれ、これはこれ。元気いっぱいな若人たちで手早くお願いします」

「なるほど、年寄は労れと」

ク「違いますよ！まだまだ私だって若人です！！」

コソッ
グ「おいっコトハ、ぴぃ助、ぼーっとすんな！学園長に気付かれる前に逃げるんだゾ」

コソッ
《え、でも………》

ぴ「なんでぇ？」

クロウリーに絡むAを横目に言葉とぴぃ助に小声で話すグリム。
ちなみにネッビアにウエディングドレスに着せ替えられた言葉はしばらく2、3年生のお披露目会が開かれるもすぐにクロウリーが来ては解散になったので今は魔法でいつもの制服姿に戻っている。

ク「あ、もちろんコトハくんとグリムくん、ぴぃ助くんもですからね」

グ「ふなーっ！！」

ぴ「はーい！」

コクッ

《はい………》

ク「それから………Aくん、貴女は私と一緒に学園長室へ」

「え？僕が一番頑張ったから片付け免除でその上ご褒美付きだなんていいですよ」

ク「なんか勘違いしているようなのでハッキリ言いますけど……………学校を半分破壊しているんですよキミは！！今からお説教です！！」

イ「その後はイグニハイドに来てもらいますぞ！もちろんお説教ですので！！」

「あれれ〜？」



それから、残った1年生達で大食堂の片付けが始まり飾り付け、料理、どこから持ち出されたのか墓標があったのでそれぞれ分担して作業をする事に。

エペ「うう、壁に貼られたリボン。いくら捨ててもキリがないよ」

ぴ「ガリゴリ！！」

エペ(ぴぃ助くん、今さらなんだけど墓標食べて罰当たりにならないのかな……？)

グ「飾られてるレースを剥がそうとしたら爪にひっかかるんだゾ！」

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