検索窓
今日:3 hit、昨日:10 hit、合計:50,720 hit

百二十三話 ページ31

貴)「お茶入りました〜」

プロイセンさんたち3人にお茶をいれてリビングに戻る。

で……

貴)「そろそろ離れて?スペイン」

お茶入れる時からずっと後ろから抱きついてきて頭ぐりぐりしてくるんですがなんですか子供ですか!?

西)「ええやんか〜。俺最近ほんまにA不足やねん〜」

貴)「3日いなかったくらいでしょうが…」

西)「3日でも俺にとっては長かったんや!!」

貴)「あーー、うん……」

なんか嬉しくなくはないんだけどとりあえず離れてほしい。

仏)「ちょっとそこー、お兄さんたちがいるの完全に忘れてるでしょ」

貴)「相変わらず復活は早いですよね」

普)「無駄にな」

貴)「無駄ですね」

プロイセンさんはこの三人の中で一番まともな人だと思う。

まあ時々厨二病発動しますが…

西)「フランス…お前ホンマになんもしてへんやろうな…」

仏)「してないって!眉毛のいるところでするわけないでしょ!」

嘘つき

西)「A、ほんまになんもされてないやろうな??」

貴)「されてないから大丈夫」

あれはされたうちに入らない。

普)「お前も大概苦労人だよな…」

貴)「……なんか私プロイセンさんといるとホットしますよ…」

西)「なんなん?!Aもしかして浮気!?浮気なん!?」

貴)「ちぃーがぁーいぃーまぁーすぅーー!」

普)「そういうとこだぜ、スペイン…」

西)「ほんまに!?ほんまに浮気ちゃうやんな!?」

貴)「違うから、おちつけ、いや、落ち着いてくれ」

腕をがっしり掴んでグングンと揺らされる。痛い。結構痛い。情熱の国、ちょっとは抑えろ。

西)「ほんまに…ちゃうんやな…?」

貴)「うん」

西)「ほんなら今ここで俺にキスできる?」

貴)「………は?」

ちょっとまて、この3日間でスペインに何があった。

貴)「えーっと、なんでそうなっ…」

西)「親分のことホンマに好きでなんもやましいことないんならできるやろ?キス」

ワケワカラン。助け舟を求めてプロイセンさんを見た。手を挙げてお手上げのポーズをしている。諦めろ、と言う意味だ。フランスは隣で腹立つほど嫌な笑い方をしていた。によによすんな。後で殴る。

貴)「………わかった。する、するから」

西)「ほんま!おおきに」

顔を近づける。近づく距離に心臓がドクドクと激しく打った。顔に熱がたまるのが自分でもわかる。ふわっとスペインの香りがしてますます緊張する。ほぼ勢いのまま私はスペインに軽く口づけた。

百二十四話→←百二十二話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (187 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
200人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミーヒュン - 読み終わった時の脱力感が凄いですwできれば結婚式のお話しも見てみたいです!無理言ってすいません…でもとっても面白かったです! (2018年1月5日 13時) (レス) id: b9f8ebbe78 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 夜な夜なこのお話を見つけ、寝ることも忘れ一気に読んでしまいました…。なんというか、「愛って素晴らしいなぁ…」と思いました(笑)これは普通の話としても本当に素晴らしいと思いました!!こんな素敵なお話をありがとうございました!><*  長文失礼しました!! (2016年7月23日 1時) (レス) id: 69e5030aaf (このIDを非表示/違反報告)
艦これ好きのクソ提督 - なんだ…ただの神でしたか……((血涙&鼻血 (2016年2月1日 3時) (レス) id: 51475e2470 (このIDを非表示/違反報告)
キクハル@(プロフ) - makiさん» 兄ちゃんが暴走しても抑止力(英&洪)がいるから! (2015年9月22日 8時) (レス) id: 45457549ea (このIDを非表示/違反報告)
キクハル@(プロフ) - いさべるさん» 親分かっこいいですよね! (2015年9月22日 8時) (レス) id: 45457549ea (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:キクハル@ | 作成日時:2014年10月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。