百十二話 ページ20
英)「お前の家って確か森の中にあるんじゃなかったか?」
家に行く途中、街を案内していたら兄さんに聞かれた。
貴)「まあそうなんですけど…多分あの家8人入らないですし。あと私、あそこの縄梯子用の縄買いに町まで出てたとこなので今入れないんです。なので今から行くところは接客用の家なんです」
英)「そうなのか」
縄梯子、すっかり忘れてた。後で買って編まなきゃなあ。
街を案内していると途中で兄さんが噴水を見て懐かしいな、と笑っていたり、アメリカさんがアイスが食べたいと言ったりと色々あったが無事家に着いた。
貴)「ここが家です!」
伊)「綺麗なお家〜!」
皆さんを客間に入れて…とりあえずお茶でも出しますか。
台所に行くとテーブルの上にメモと紙袋が置いてあった。
-------Aへ
なんか色々大変みたいだけど頑張れ☆
服とか下着とかはそこの紙袋入ってるから
8人とも大国の方々なんだから粗相のないようにね、くれぐれもよろしく頼むよ!
あと紙袋の中には君が寝てる間の仕事が少しだけどあるから里帰り終了までにがんばってね〜
------上司より
紙袋を見ると男性用のパジャマと下着が8セット入っていた。………あとどう考えてもすこしではない仕事も。
………………上司め。
っていうか寝てる間ってなんだ。私好きで寝てたわけじゃないんだが!むしろあの件に関して私ぜんっぜん悪くないんだが!なんで私が仕事溜めたみたいになってんの!不可抗力なんだけども!!
心の中で気づく限りの考えをぶちまけて気持ちを落ち着かせた。あ、お茶出さないと。
それとイタちゃんに湿布持っていかないと。
したにある戸棚を漁った。
*****
貴)「お茶持ってきました〜」
日)「恐れ入ります」
中)「謝謝!」
貴)「あとイタちゃんは足出して〜、湿布貼るから」
伊)「はーい!」
ソファに座るイタちゃんの足を持ち上げて軽く触ってみる。ってうわ……
貴)「イタちゃんこってるなー。これなら足もつっちゃうわ」
伊)「ヴェー、俺そんなこってるかなぁ」
貴)「パンパンだよ。今回はつっただけだったからよかったけど……最悪アキレス腱切れるわよ〜、これ」
伊)「ヴェッ!」
軽く揉んでから湿布をはった。
貴)「時々はマッサージも大切よ〜」
露)「中国君の針さすやつとかどうかな?あれ結構効くみたいだけど」
伊)「針?!痛いのはやだよー!」
なんか足に湿布貼る作業懐かしいな。プロイセンさんとこでよくやってたし。
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ミーヒュン - 読み終わった時の脱力感が凄いですwできれば結婚式のお話しも見てみたいです!無理言ってすいません…でもとっても面白かったです! (2018年1月5日 13時) (レス) id: b9f8ebbe78 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 夜な夜なこのお話を見つけ、寝ることも忘れ一気に読んでしまいました…。なんというか、「愛って素晴らしいなぁ…」と思いました(笑)これは普通の話としても本当に素晴らしいと思いました!!こんな素敵なお話をありがとうございました!><* 長文失礼しました!! (2016年7月23日 1時) (レス) id: 69e5030aaf (このIDを非表示/違反報告)
艦これ好きのクソ提督 - なんだ…ただの神でしたか……((血涙&鼻血 (2016年2月1日 3時) (レス) id: 51475e2470 (このIDを非表示/違反報告)
キクハル@(プロフ) - makiさん» 兄ちゃんが暴走しても抑止力(英&洪)がいるから! (2015年9月22日 8時) (レス) id: 45457549ea (このIDを非表示/違反報告)
キクハル@(プロフ) - いさべるさん» 親分かっこいいですよね! (2015年9月22日 8時) (レス) id: 45457549ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キクハル@ | 作成日時:2014年10月22日 22時