【○○○】悪友保護国の私はトマト一家にお世話になってます3

百十話 ページ18

えーっと、このむきむきさんがドイツさんか。

で、あと質問といえば…

貴)「えーっと、遭難ってのはどういう…？」

伊)「えっとね〜、アメリカの家でパーティーしてたんだけど。それで帰ろうとしてたら遭難したんだよ」

貴)「…？？？？」

日)「実にすみません。帰り道で酔っ払ってたイギリスさんが船を運転してたら座礁しまして…」

貴)「兄さんもいるんですか？！」

伊)「うん、いるよ」

……これは、嫌な予感がしてきた。

貴)「あの…もしかしなくても兄さんとあなたがた以外に遭難してますか？例えば…髭の変態さんとか」

日)「フランスさん…のことでしょうか」

貴)「はい！」

独)「ああ、いるぞ」

貴)「デスヨネー」

いないわけがなかった。…チッ。

貴)「まあ取り敢えず…みなさんと合流して私の家に行きましょう」

伊)「Aちゃんの家行くの？わ〜い！」

日)「恐れ入りますすみません」

独)「すまんな」

貴)「いえいえ」

じゃあ皆さんのところに連れて行ってください、というわけで少し歩くことになりました。

まあその間にイタちゃんの足がつってドイツさんがおんぶしたりとかいろいろあったんですけどね。

あ、そうだ。この人たち泊まるよね。だって船は一日二往復しかしてないし。その二往復目で私ここに来たし。

服どうしよ…ホテルの人に借りるか。家はあの森の本宅は入らないだろうし。あー、そいえば首都の中央になんか昔の上司がつくった家みたいなものあったな。お客さん呼ぶ時用の。あれつかおう。

伊)「あ、確かここ曲がったらフランスにいちゃんとかいるんじゃなかったっけ？」

あー、フランスさん…会いたくない。

伊)「おーい、フランス兄ちゃーん。Aちゃんいたよー！」

3人について行って茂みのところを曲がると

兄さんとマフラーをしたフワフワした人とポニーテールのアジアの人とメガネの人と


…………全裸がいるけどさすがに反応に困る。


速攻で日本さんに後ろから目を塞がれた。


日)「フランスさん⁉公共の場でなにナチュラルに脱いでるんですか⁈しかも女性もいるんですよ⁈」

仏)「あれ？Aちゃんじゃん！いや〜、お兄さんこんなとこでまで君と出会えて感げごふぁっ！」

英)「てめえ…Aの前で変な格好してんじゃねえ…」

仏)「やだわー、シスコン怖い」

英)「誰がシスコンだ馬鹿！」

独)「お前ら黙れっ！！」

…出会い頭からカオスなんですがとりあえずフランスさん殴らせてください

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