#44 ページ44
〆
『わっ！え、どうしたの！？』
部屋に入った瞬間、
思いっきりギューって抱きつかれるから驚きが隠せない。
首元に顔をうずくめてくるからちょっとだけくすぐったい。
廉「まじAちゃん不足」
甘ったるい声でそんな可愛いこと言ってくれるから、
寂しかったのは私だけじゃないんだって感じて、嬉しい。
『おかえり』
廉「ただいま」
二人で顔を見合わせて、笑って、
私もギューっと抱きしめ返す。
やっぱり、廉くんと一緒だと幸せでいっぱいだ。
廉「なぁ。」
『ん〜？』
廉「キスしてええ？」
き、キス…！？
吐き出されたその一言に、動揺と困惑で頭がいっぱい。
でも、じっと見つめてくる茶色い瞳に吸い込まれて、
自然と、うん。って頷いてた。
廉「愛してる。」
その言葉と一緒に微笑んで、
廉くんの手が私の頬に触れる。
ガタッ
『え？』
廉「なんか音したよな？」
二人で部屋の中をキョロキョロ見回してみるけど、
なにかが落ちてきた気配はなさそう。
でも、確かに音がしたはずなんだけど…？
気になって、ずっと部屋をキョロキョロしてると
廉くんに顔をグイっと向けられる。
廉くんはもう気を取り直してるみたい。
ゆっくりと顔が近づいてきて、
胸の鼓動に耐えきれなくて、ギュっと目を閉じると、
唇に柔らかいものが触れ、、
バタン！！
廉「うわぁ！！！」
何！？
音のした方に咄嗟に反応すると、
部屋にある小さなクローゼットの中から見たことある人が飛び出てきた。
『え、紫耀君？』
紫耀「てへ…？」
汗だらだらで若干疲れ切った表情で、愛想笑いを浮かべてたけど、
廉くんの表情に気が付いて、一気に顔が強ばった。
廉「なぁ、何してるん？
ここ俺の部屋やんな？
俺のクローゼットの中で何してたんか聞いてるんやけど？」
…あ、やばい。
ガチで怒ってる。
〆
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みさりん - 嵐ファンですがきんぷりも大好きです (2019年7月12日 19時) (
レス) id: 15ade12b63 (このIDを非表示/違反報告)
李恋-ﾘﾚﾝ-(プロフ) - いちごみるく。さん» 可愛いですか！？初めて言われました！嬉しい(^-^)笑シンデレラガールの世界観っぽくなってたら嬉しいです◎ (2018年5月10日 21時) (レス) id: f803bf6e05 (このIDを非表示/違反報告)
李恋-ﾘﾚﾝ-(プロフ) - さくらさん» そんなに好きになってもらえて嬉しいです！笑ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年5月10日 21時) (レス) id: f803bf6e05 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく。(プロフ) - この作品凄く可愛いくて大好きです！シンデレラガールを流しながら読んでます！！これからも更新楽しみにしてます。 (2018年5月9日 18時) (レス) id: 6ca3ba1c3c (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 何回評価おしても足りないぐらいです…笑今読んでる中で一番好きなやつです！更新頑張って下さい!! (2018年5月5日 3時) (レス) id: 83d52a6862 (このIDを非表示/違反報告)
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