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〆
『元気にしてますよ!…多分。』
淳太「多分って笑毎日一緒にいるやろ?」
紫耀「廉、今玄樹のとこいるの。」
淳太「あぁ、そういうこと。まーた紫耀が仕事押し付けたんやろ。」
紫耀「あ、バレた?…てへ。」
てへ。…ちゃうやろ。おい。って、
私を無視して、淳太さんのお説教タイムが始まった。
…なんか、今日一日、紫耀さんと過ごしてたからあんまり寂しいって感じなかったけど、
ふと会話でその話を出されると、
いないんだよなぁ…。って寂しさがやってくる。
暇だなぁ。と思いながら見回してると、
ふとキラリと光った時計に自然と手が伸びる。
これって、懐中時計だっけ?
白銀で作られてて、細かいデザインに目が奪われて、
ただ単に、綺麗。って思った。
その気持ちが、なんだか初めて廉くんに出会ったときと同じで。
…廉くんに似合いそうかも。
紫耀「それ買うの?」
淳太くんのお説教が終わったのか、私の手元を見ながら横から口を出してくる。
興味なさそうな顔してるけど。
『廉くん喜んでくれると思います?』
紫耀「あ、廉にあげるの?」
まぁ、いいんじゃないー?って、適当なのかなんなのかわからないけど、
返事をしてくれただけいいとしよう。
淳太「廉こういうデザイン好きだから喜んでくれると思うよ!」
『ほんとですか!』
淳太さんの言葉が嬉しくて、思わず食いつき気味に反応しちゃって、
淳太さんは思いっきり笑いだすし、紫耀さんは怪訝な顔で私のこと見てる。
淳太「かわええ子やわ、ほんま。廉ええ子見つけたなぁ笑」
紫耀「淳太くん!!!」
隣で怒ってる人いるけど、
それを気にせずスルーして私の頭撫でてくる淳太さん強い。
結局、終始紫耀さんはムスッとしてて、淳太さんはニコニコしてた。
その二人に挟まれてる私はずっとオドオドしてたけど。
淳太「廉のことよろしくな?」
帰り際に淳太さんから言われた一言。
紫耀さんは、早くしろ。って店の外で待ってる。
『はい!任せてください!』
淳太「それは頼もしいわ〜笑」
今の私はまだまだ未熟だけど、
いつかちゃんと廉くんを支えられるぐらい立派な女性になるから。
ちょっとだけ胸を張って、言わせてください。
〆
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みさりん - 嵐ファンですがきんぷりも大好きです (2019年7月12日 19時) (レス) id: 15ade12b63 (このIDを非表示/違反報告)
李恋-リレン-(プロフ) - いちごみるく。さん» 可愛いですか!?初めて言われました!嬉しい(^-^)笑シンデレラガールの世界観っぽくなってたら嬉しいです◎ (2018年5月10日 21時) (レス) id: f803bf6e05 (このIDを非表示/違反報告)
李恋-リレン-(プロフ) - さくらさん» そんなに好きになってもらえて嬉しいです!笑ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年5月10日 21時) (レス) id: f803bf6e05 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく。(プロフ) - この作品凄く可愛いくて大好きです!シンデレラガールを流しながら読んでます!!これからも更新楽しみにしてます。 (2018年5月9日 18時) (レス) id: 6ca3ba1c3c (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 何回評価おしても足りないぐらいです…笑今読んでる中で一番好きなやつです!更新頑張って下さい!! (2018年5月5日 3時) (レス) id: 83d52a6862 (このIDを非表示/違反報告)
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