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通知九十四件 ページ46

翌日。

いつも通り身支度を整えて学校に向かうと、転校生と鉢合わせした。

暫くお互い睨みあっていたがあちらが吹っ切れたように肩をすくめてスタスタ歩き始めた。

私はその後ろを着いていった。


教室にほぼ同じ時間帯で入って皆から白い目で見られる。

私まで被害が及ぶのだ。今度から登校時間を変えようかとわりと本気で考えている。

それに席も近くだから皆からの視線は自然と私にも集まっていく。

椅子を引こうとすると転校生の机が動いて私の指が挟まった。

椅子と机の間に挟まった私の指は抜けない。

痛みに顔を歪めていると転校生の笑いが上から聞こえた。

「美雪ちゃんも散々だよね!私が後ろじゃあ安心して授業を受けれないんじゃない?」

「……大丈夫だよ、成績は普通にヤバイから。今更妨害されても問題なし。残念だったね」

私が言い返したとき「転校生いますかぁー?」という気だるげな声が聞こえた。

途端に教室が騒がしくなる。

そちらを見ると我が校で知らない者はいない、不良の柊狂里がいた。

一応彼女は三年生なので先輩ということになる。

ズカズカと教室に入ってきた彼女は呆気にとられている転校生の腕を掴んで教室を出ていった。

































転校生の噂は他学年にも侵食していたようだ。

あの柊先輩に目をつけられたとか……人生終わったようなもんだよね。

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ドロシー - おっもしろいです!! (2018年4月23日 16時) (レス) id: bcf78dbe1f (このIDを非表示/違反報告)
春姫(プロフ) - 38@2033さん» ほんっとすみません…(m´・ω・`)mはい!お互い頑張っていきましょう!← (2017年5月6日 20時) (レス) id: 4de0ddfce5 (このIDを非表示/違反報告)
38@2033(プロフ) - 春姫さん» えぇ?!消しちゃうんですか、残念です。事情があっての判断ですね...お互いこれからも頑張りましょうね(=゚ω゚)ノ (2017年5月6日 20時) (レス) id: 4a82a00d53 (このIDを非表示/違反報告)
春姫(プロフ) - 38@2033さん» すみません!やっぱり、あの小説消す事にしました。理由は本編に書いて((ほんっとすみません!参考にさせてもらったりこの小説の名前を貸してもらったのに…やっぱ、私は応援してる方が合ってるって事ですね(苦笑)ほんっと迷惑かけてすみませんでした! (2017年5月6日 20時) (レス) id: 4de0ddfce5 (このIDを非表示/違反報告)
38@2033(プロフ) - 水菜さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年5月6日 17時) (レス) id: 4a82a00d53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:38@2033 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年4月2日 11時

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