通知四十六件 ページ47
理科の授業が終わった。
理科室を出ていく大半の子が礼子の後ろをついていく。
「何あれ」
と顔をしかめながら言う亜空に、私は「さぁ」と言った。
「え？美雪は学校に来てたでしょ？変化ぐらい分かるんじゃ……」
「そういうの興味ないし。礼子嫌いだし」
「真顔で酷いこと言うよね、アンタ」
「まぁね」
「誉めてないし」
実際に私はクラスの事なんて興味ない。
いつから皆が礼子に依存し始めたのか、知るよしもない。
知ったところで変化はないから、いつも一人で本を読んでいた。
読むフリをして人間観察をしていた、っていった方が正しいかもしれないけど。
「礼子は礼子で、清々してるんじゃない？クラスの殆んどの子が自分の味方だから」
「すぐに捨てられるのにね」
肩を竦める亜空はふてぶてしく言うと礼子の後ろ姿を見る。
「あーやって調子こいてると私みたいになるのに」
「……亜空みたいにねぇ」
「さりげなく馬鹿にしたでしょ」
「……てか亜空はいいの？今のままで。孤立の毎日になるけど」
「いいよ別に。一人で占ツクの内容考えてるから。正直皆煩いし、めんどくさい。こっちの方が数百倍マシ」
「マジか」
「……美雪は占ツク更新してる？」
「まぁぼちぼち」
「そっかぁ」
「亜空は更新してるよね。最低ランクの集い、続編いくでしょ？」
「うん」
「…………頑張りなよ」
「………………うん」
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寧夏(プロフ) - ひゃーやばいです…作者様の虜になりました…続編読んできます (2020年3月15日 14時) (
レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪(プロフ) - 凄いハラハラするストーリーですね(語彙力)あと多分作者の違反報告も出来ますよ〜 (2018年11月3日 17時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
まじかるれいん☆ - 第一段読みました。すっかり話の世界に引き込まれて一気に読んでしまいました。この後続編読みますね。 (2018年7月25日 13時) (レス) id: 9a258b9a35 (このIDを非表示/違反報告)
カチカ別アカ(プロフ) - こっちも良かった (2018年4月21日 19時) (レス) id: 91670e1fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ネギトロ@38(プロフ) - 38@2033と私ネギトロは同一人物です笑 こちらの作品も読んでくださり、ありがとうございます！ (2018年4月18日 18時) (レス) id: 25eeb50caf (このIDを非表示/違反報告)
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